今や世界的グループとなったNEW JEANSですが、登場した際、僕が最も驚いたのはその90年代的サウンドでした。
そして、「あー、今後こんな流れになっていくのかな…」と想像してブログにも書きました。
そこから1年半ぐらいが経って、わりとそれが現実味を帯びてきていますね。
特に「90年代」というキーワードをここ最近よく目にするようになりました。
90年代に大流行したヴィンテージデニムがまた脚光を浴び、Z世代の若者が「デニムを育てる」と言いだしてついこないだまでダサいと言われていたデニムセットアップを着たり、90年代の古着やバンドTが「ヴィンテージ」と称され異常な値段がつけられたり……
また、2024年11月現在世界中で大流行中の「APT」はゴリゴリの90年代サウンドに90年代風のファッションやMV(画質も含めて)。
このいい意味でのチープさがなんともいえません。
ちなみに、モニターヘッドホンで聴くとミックスまで90年代風のザラつきのあるウォームなサウンドに仕上げられています。
ここまで全ての要素を90年代で統一するのってNEW JEANSのプロデューサーであるミン・ヒジン氏の手法そっくりですよね。
ミン氏のプロデュースではないようですが、この企画、韓国のロゼ所属のレコード会社からブルーノサイドに打診したそうです。
どうもK-POPは90年代を推したいようですね。
プロデューサーが40代~50代で、90年代っ子が多いのでしょう。
ちなみにイギリスでは以前紹介したクロエ・スレイターが20代前半という若さながら90年代サウンドで人気を博しているようです。
日本ではまだまだ知られていませんが、イギリスでは既にかなりに人気だとか。
とまあ、90年代がじわじわと、確実に再評価されている感じがします。
ちなみに90年代に青春時代を送ったのは今40代後半~50代前半の世代(今年46歳の僕もゴリゴリの90年代っ子です)。
また、その世代の子供たちにもクールと評価されているので、90年代は親子2代を取り込める大きなマーケットだと思われます。
今後ビジネス界も反応を示してくるでしょう。
90年代に活躍した人物も、今60前後でもう一花咲かせる最後のチャンス到来です。
一方、Z世代は90年代を取り入れることでファン層を一気に広げるチャンスでもあります。
いろんな角度から観て、90年代リバイバルってうまみしかない気がします。
まだ本格的なムーブメントにはなっていないようなので、クリエイターは今から準備しておけばいい感じに乗っかれると思います。
仕掛け人、アーリーアダプターになりたい人は今すぐ動いた方がいいでしょう。
個人的には、2025年は90年代リバイバル元年になると予測しておきます。
以下は読んでないから知らんけど90年代の本。