八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

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プロミュージシャンを目指す 13 クリエイターを目指す人はボツ耐性をつけておこう


八幡謙介ギター教室in横浜
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ボツが恐い人はクリエイターになれない

今回は作曲家、アレンジャー、エンジニア等、クリエイター系ミュージシャンを目指す人へのアドバイスです。

クリエイターに必要な能力は何でしょう?

センス、引き出し、時代性、生産性……

いろいろありますが、その中でもかなり重要かつあまり語られないのが、作品がボツになってもめげない心です。

 

私見ですが、アマチュアよりもプロのクリエイターの方が作品がボツになる可能性が高いと感じます。

実際にプロになってはじめてボツの洗礼を受け、心が折れて引退したという人を何人も知っています。

死ぬ思いで10曲作ってきたのをプロデューサーにものの5分程度で全曲ボツにされて立ち直れなかったとか……

 

有名な話だと、かの織田哲郎氏がAKBのために書き下ろした曲があり、それが総選挙後のシングルになる予定だったが、そのときにちょうど指原がはじめて1位となり、これじゃないと織田さんの曲はボツになったそうです。

ちなみに、その織田さんの曲がこちらの「走れペンギン」。

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代わりの曲が「恋するフォーチュンクッキー」です。

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念のため言っておくと、織田哲郎さんは90年代にプロデューサーとしてヒットを飛ばしまくったJ-POPの重鎮です。

WANDSの「世界が終わるまでは」も織田さんの曲です。

www.youtube.com

織田哲郎 - Wikipedia

何が言いたいかというと、このレベルのクリエイターでもボツになるんです(結果別枠で採用されましたが、明らかに扱いのランクは落ちた)。

いわんや、新人をや、です。

 

ちなみに僕自身の経験でいうと、2021年に刊行した「ギタリスト身体論3」にて、

4ヶ月ぐらいで原稿を書き上げて出版社に送った後、「なんか違う」と言われて、結果7割ぐらい書き直しました。

厳密に言うとボツではありませんが、体感的にはそんな感じでした。

 

何かを創作し、人の手や会社を介して世に出すというのはそういうことです。

何日も徹夜したり、何ヶ月もそれだけのために生活して作った作品を一瞬で「ボツ」「やり直し」と言われるのが当たり前です。

そこで心が折れたらそれまで。

代わりはいくらでもいます。

ボツ宣言の1秒後から『じゃあこうしてやろう、ああしてやろう』と考え、すぐに実行できない人はクリエイターにはなれません。

 

これからプロのクリエイターを目指す人は、ぜひアマチュアの内にボツにされる体験をしておくべきです。

例えば、きちんと批評してくれる先輩や先生に曲を聴いてもらうとか、何らかのコンペに楽曲をエントリーしてみるとか。

そこでボツ、やり直し、落選などを経験し、心が折れたならもうクリエイターはやめた方がいいでしょう。

 

 

 

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