八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

横浜のギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

プロミュージシャンを目指す 12 こんな時代だからこそ注意してくれる先輩を見つけておこう


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誰も注意してくれないことの怖さ

今、大人は萎縮しています。

若い子にちょっと注意すれば「老害」「パワハラ」と攻撃され、悪者にされるからです。

だったら関わらない方が特だと、注意しない大人が増えている気がします。

ちなみに僕は、一般の生徒さんなら最低限のことは言います。

プロ養成コースの生徒さんならもっと細かく注意します。

自分と関係ない赤の他人には何も言いません。

 

これからプロを目指す若い子は、恐らく周りに注意してくれる人がいない状態で成長していくことでしょう。

そうなると、仕事をしてみて初めて失礼を失礼と、失敗を失敗と理解することになります。

それがどれだけ恐いことか分かりますか?

まず、今の時代失礼なことをしたり失敗したりしても、すぐには理解できません。

なぜなら誰もすぐにそれが失礼だとか、それをしたらダメだと教えてくれないからです。

一発目で教えてもらえたらあなたは超ラッキー人間です。

しかし、既に述べたように大人は萎縮していますから、関係性の薄い若者に対し注意したり怒るということはもうできなくなっています。

注意したり怒ってもらえるのは、ある程度先輩と関係性を築いてからか、もしくはもう取り返しがつかなくなってブチキレられるかのどちらかです。

いずれにせよ、その時点でさんざんやらかした後なので、もう遅いです。

あなたのやらかしエピソードは酒の肴として界隈を駆け巡っていることでしょう。

また、その時点であなたと仕事をしたくないと思っていたり、絶対しないでおこうと決めている人もいるでしょう。

これからという時にそんなポジションにいてしまうと、そこから挽回するのは至難の業です。

 

では、アマチュアの間に自分の態度や言動、その他至らない点をしっかり注意してくれる先輩(先生、スタッフetc)がいたらどうでしょう?

プロとしてキャリアをスタートする前にあなたはもう既にやってはいけないこと、最低限やるべきことを知っています。

そうして仕事をはじめると、技術はまだつたなくても決定的なやらかしはしないだろうし、先輩たちも注意したり怒る必要がないから安心して付き合えます。

 

周りの同世代がうっとうしい先輩と付き合わないようにし、注意されない、怒られない快適な環境でプロを目指しているからこそ、自分はそういった先輩と積極的に絡んで怒られながらプロの常識を学んでおくことで見えないアドバンテージが生まれます。

プロを目指す人は、アマチュア時代にちゃんと注意され、怒られてやったらダメなことをしっかり学んでおきましょう。

そのありがたみはプロになれば身にしみて分かります。

 

 

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