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アーティスト、クリエイターを目指す人は連絡の取り方についてルールを決めておいた方がいい


八幡謙介ギター教室in横浜

これからアーティスト、クリエイター、あとフリーランスの仕事を目指している人は、連絡の取り方について自分なりのルールを決めておいた方がうまくいく確率が高くなります。

『連絡なんて今どき何でも取れるじゃん』と適当に考えている人は、それだけでプロになれない、なれても仕事がコンスタントに入らない、その結果廃業という結果になる可能性もあるので、これを目にしたのなら一度考えるきっかけにしてください。

連絡の取り方だけで二度と仕事したくないと思った例

以前、とあることでアマチュアの方に仕事を発注したことがあります。

金銭が発生しているのでプロといえばプロですが、いわゆる「プロ」ではなく、立ち位置的にはアマチュアです。

こちらとしては能力を気に入ってオファーしました。

さて仕事がはじまると、お相手の連絡の取り方に辟易してしまいました。

確か最初の返信(仕事を受けるかどうか)に4日か5日ぐらいかかった記憶があります。

今考えればそこでやめておけばよかったです。

ようやく返信が来て仕事を発注してからも、あるときは10分ぐらいで即レス、あるときは返信に3日、4日かかるなどかなりランダムで、振り回された感がありました。

また、自分はそんななのに、仕上げの段階になると「さっさと終わらせろよ」的なメールを送ってきたり(実際そんな言い方じゃないけど)して、もうその時点で二度とオファーするかボケ!とムカムカしていました。

仕事内容もとても雑だったし。

返信がランダムだと

このように返信がランダムだと、まず対応が雑に見えます。

やっつけでこなしている、後回しにされている、気分で返信したりしなかったりしているように見えてしまいます。

それだけで不信感や不安感を持たれることがあるので、とても損をします。

返信がランダムに遅いと

返信がランダムに遅いと簡単な決定が遅れることがあります。

例えば相手のOK待ちの場合、OKが出ればすぐに次の作業や行程に進められますが、返信が3日後だと3日間も空白の時間ができてしまいます。

3日後にOKが出て仕事を進められるのであればまだ我慢できても、3日後にNOと言われた場合は確実に○意が湧いてきます。

ブッキング系であれば、即NOと返信が来ていたら代わりに押さえられていたはずの人を、3日待たされたおかげで押さえられなかったというケースもあるでしょう。

仮に仮押さえ出来ていたとしても、3日後に本命にOKが出れば仮押さえ相手をバラすことになり、それはそれでこっちが人に迷惑かけていることになります。

また、相手が返信が遅いせいでこちらが締め切りに追われるということもあります。

最初から返信が遅いと、こちらも最初から仕事を振らないか、そういう人だと思って動けますが、ランダムに返信が遅いと大事なところで決定が遅れてこちらのリズムを乱されたり、他の取引相手に迷惑をかけてしまうことがあります。

返信が一定だと

例えばどんな内容でも返信は毎回翌日になると分かっていれば、また話は違ってきます。

それが分かっていれば送る方も早めに連絡したり、返信が明日来ると分かっていればそれを見越してスケジュールが立てられます。

仮押さえの相手にも「明日必ず再度連絡するから」と安心させられます。

まあその返信が2日、3日と遅れていくとまた問題はありますが、絶対翌日返ってくると分かっていれば信用できます。

個人的にはランダムな即レスよりも、やや返信が遅くてもできるだけ一定であることが望ましいと考えます。

「連絡」を甘くみている人は絶対プロで生き残れない

プロを目指している人の中には、『結局上手ければいいんでしょう?』『連絡とか学生かよww』と甘く見ている人もいると思います。

また、創作に入ると連絡が取れなくなるといったアーティストの逸話・伝説などを信じている人もいるでしょう。

では考えてみましょう。

 

二人のアーティストがいるとします。

二人とも同じぐらいの技術、センス、容姿、年齢、ギャラだとします。

一方はちゃんと連絡が取れる、もう一方は返信がランダムだったり全然返ってこない。

オファーするとしたらどっちにしますか?

当然前者ですよね。

このように、アーティストとして同じぐらいのレベルであれば、評価基準は連絡やあいさつ、コミュニケーション、雰囲気など人としての基本的なところに移行します。

 

だから連絡ぐらいちゃんとせえ!

 

ということです。

上手い、センスがいい、容姿もいい、使いやすい……そんなアーティストは掃いて捨てるほどいます。

だからそれ以外の基本的なところもちゃんとしておかないと選ばれない、次につながらないのです。

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