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譜面の書き方5 基本情報を書こう


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前回の記事

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まずは鉛筆(シャーペン)で

これから譜面を書いていきますが、まずは鉛筆(シャーペン)で書くようにしてください。

慣れてきたらいきなりペンで書いても構いません。

譜面の基本情報

譜面を書くにあたって必要な基本情報があります。

早速ですがこれもローカルルールや、ジャンルによって必要/不要の違いがあるので、それぞれ説明していきます。

 

 

タイトル

意外と曲のタイトルを書かない人もいるみたいですが、恐らくそれは渡す相手との共通認識に頼っているからでしょう。

「いちいち書かなくても分かるじゃん」とめんどくさがらず、タイトルとアーティストは必ず書きましょう。

タイトル欄があればそこに書きます。

f:id:k_yahata:20230724111830j:image

なければ五線譜の一段目に書いても構いません。

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上にスペースがあればそこでもいいです。

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テンポ

テンポの表記はかなり重要です。

特にドラマーは必ずチェックするはずです。

テンポは基本

 

♩=○○

 

と左肩に表記します(記号は4分音符)。

これはメトロノームのテンポ表記と同じです。

最近だと

 

BPM=○○

 

と書く人もいるかもしれません。

BPMとはBeats Per Minuteの略称であり、♩=○○と同じ意味です。

僕の世代でしかもジャズをやっていると♩=○○の方が見慣れていますが、BPM=○○もそこまで変ではないのでどっちでもいいです。

決められないという人は♩=○○にしてください。

では「マリーゴールド」のテンポは?

youtu.be

まず普通に手拍子をしてみましょう。

そしてそれに近いテンポをメトロノームで探ります。

このとき、そこまで厳密にオリジナルのテンポを探らなくても大丈夫です。

あんまりズレてると困りますが、+-5程度なら許容範囲です。

あと、テンポは1の位まで書かなくて結構です。

四捨五入して10以下は切り捨てましょう。

個人的に「マリーゴールドは♩=110ということにしました。

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場合によっては♩=100~110などと書くこともあります。

実践的なことをいうと、テンポ表記がちょっとずれててもドラマーがいい感じに始めてくれるのでそこまで気にしなくて結構です。

譜面をある種の資料として残したい人は厳密に書いてもいいですね。

 

ちなみに、テンポを書く場所は左肩オンリーです。

右肩とか譜面の下とかに書くのはNGなのでそこは守りましょう。

なんで左肩かというと、たぶん楽曲が始まる前の位置だからでしょう。

 

あと、ポピュラー系の譜面で「Allegro」とか「Adagio」とかは使いません。

そんなもん書いてあるとミュージシャンに笑われますからw

 

 

ジャンル、ビート

f:id:k_yahata:20230724114409j:image

テンポ表記の上か下にだいたいジャンルやビート、リズムに関しての指示があります。

はっきりいってここは適当です。

「ROCK」にも色々あるし、かといって詳細な表記をするスペースもないし、とりあえず雰囲気だけをざっと表記するものと思ってください。

「マリーゴールド」にはハネた感じもあるので「Shuffle Rock」とか、16ビートを基調としているので「16beat Shuffle」と書いても構いません。

細かいことは口頭で説明すればいいだけです。

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クレジット

譜面に作詞者、作曲者、編曲者、リリース年、レーベルなどを書くかどうか。

書くとしたら右肩ですね。

「マリーゴールド」は

 

作詞・作曲あいみょん

編曲 立崎優介、田中ユウスケ

2018年リリース

レーベル unBORDE/WARNER MUSIC JAPAN

 

となっています。

正直、全部書かなくてもいいし、資料的な譜面であれば全部書いてもいいし、どっちでも構いません。

これからこの譜面を読んで演奏するミュージシャンにとっては正直どうでもいい情報です。

ちなみに右肩に書こうとするとこれだけしか書くスペースがありませんでした。

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採譜者

譜面を書いた自分の名前です。

これもどっちかというと要らない情報ですが、どうしても誰が採譜したかという情報が必要なら譜面の一番下にでもサインしておきましょう。

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そういえば昔右肩に自分のサインを入れていた記憶がありますが、まあどっちでもいいでしょう。

パート表記

パート表記があれば、それもだいたい左肩に書きます。

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パート譜でない場合は特に何も書かなくても構いません。

まとめ

改めて考えると、ミュージシャンにとって必要な情報を一番上に簡潔にまとめるということが重要ですね。

初心者にとってはテンポ表記が最初は迷うかもしれませんが、慣れればだんだん分かってくるので数をこなしましょう。

では次回から記号について説明していきます。

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