関西から横浜に移住して10年が経ちました。
はやいものです。
僕も気分はすっかりハマの住人なんですが、いまだに違いを感じることもよくあります。
そういえばそんなことをあんまり書いたことがなかったので一度まとめてみます。
関西人からすると「横浜」ってどこもみなとみらいみたいなイメージがあるんですが、住んでみると全然違ってました。
まあ僕のいるところがちょっと特殊だってのもありますが。
下町というとちょっと違うんですが、なんかちょっと汚くてごちゃっとしているところが多いです。
綺麗なのはほんの一部ですね。
横浜に来てすぐに行ったのが中華街ですが、1回一人で行き、しばらくして遊びに来た子を連れていき、それ以降一度も行ってません。
個人的には屋台で喰った肉まんがコンビニよりまずかったのがショックでした。
あと中華街の入り口に「天津甘栗の押し売りにご注意ください」という看板があったのがツボでした。
横浜の人も皆中華街は行かないと言いますね。
京都の人もメジャーな寺とか行きませんからね。
わりと最近気づいた法則ですが、国道を渡ろうとするとき、車道が赤になっても絶対に一台車が通ります。
関西人はせっかちなので車道の信号を見てフライングで横断歩道を渡ろうとするんですが、横浜では危ないです。
僕も今では車道が赤になってもすぐ渡らないようになりました。
近所で、ベビーカーに乗って散歩(?)している犬をよく見かけます。
しかも、犬もまんざらではない感じ。
匂いかいだり走ったりするのが散歩の醍醐味な気がするんですが……
あとずっと抱っこされたままとか。
もちろん普通の散歩も見かけますが、関西では犬をベビーカーに入れてるのは見たことがありませんでした。
移住して最初に、近所でうまいメシ屋を探そうとあちこち食べ歩いていたのですが、どこ行ってもまずくて1ヶ月も経たないうちに心が折れて自炊派になりました。
そんな中唯一ちょっと高めの蕎麦屋さんがあって、時々ご褒美に行っていたんですが、そこが潰れて以降外食はほとんどしなくなりました。
コロナが広まる全然前です。
結局今では近所で一番美味い店が王将ってのが悲しいです……
次が松屋。
横浜の人の味覚は政治家と同じくらい信用していません。
関西人は横浜に移住したら自炊が増えると思います。
まあ地域や経済状況にもよりますが。
横浜に長く住んでいると横浜弁(神奈川弁)が分かるようになってきました。
昔「ぶっこみの拓」という漫画で「~してんから」っていう表現があり、それが関西では新鮮でネタのように流行っていたことがありますが、あれって横浜弁(神奈川弁)なんですね。
こっちではお年寄りが普通に「してんから」と言っていて、なんか謎が解けた気がしました。
あと、横浜の人は単語を放り投げるようにしゃべるのが特徴です。
標準語が「今何してんの?」だったら横浜は「今」を省いて「なにしてんの?」と言う感じ。
よく言われることですが、横浜ってやっぱブランドなんですよね。
住んでいるところを訊かれると絶対「横浜」って言うし、言いたいんです。
これが川崎とか厚木とかになったらなんか嫌です。
横浜に限らずですが、関東に住むと関東人がどれだけ京都が好きかがよくわかります。
僕が京都生まれということもあってか京都のことをよく訊かれるんですが、その都度あれやこれやを話すのが楽しいです。
関東の人は京都人のイヤミを本当に理解できないというのもこっちに来て知りました。
まあ、知らないから憧れるんでしょうね。
男性は一度は京女と付き合ってみたいと誰しも言いますが、僕はその都度全力で反対しています。
大阪人は怖がられてますが、京都人は関東では普通にモテるので、そこは期待してもいいと思います。
まだまだありそうなので次回に続きます。