八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

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ギター初心者がこれからギターを始めるために 64 エントリーギターを改造してもしゃーない


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エントリーギターを改造?

念願のギターを手に入れ、練習も頑張って継続しているとしましょう。

ギターにもどんどん詳しくなっていきます。

そうするとエントリーギターでは満足できなくなってき、手を加えたくなってくる人も出てくると思います。

実際に安いギターを改造しまくってどこまで追い込めるかという動画も存在します。

それについて僕の意見を述べておきたいと思います。

 

 

2万のギターを改造しても意味ない

言っちゃ悪いですが、2万のギターはどこまでいっても2万のギターです。

近年質が良くなってきているとはいえ、それは粗悪品が一応弾けるレベルになったというだけで、楽器として良し悪しを語れるレベルのものではありません。

もちろん格安ギターは初心者の参入障壁を低くするという重要なミッションがあり、それ自体は素晴らしいことだと思いますが、楽器の質としては低いのは当たり前です。

 

安いギター、質の低いギターは、必然的に改造に対して反応も薄いです。

もちろん改造しても何も変わらないということはありませんが、ちゃんとしたギターのように改造に顕著に反応してくれないことは間違いありません。

2万のギターに5万のピックアップを搭載しても5万の音は出ないということです。

実際自分が行った例でいうと、7万円のフェンダージャパンをあれこれ改造してもぼんやりとした反応しかなく、がっかりしてもういじるのをやめたということがありました。

7万円でもこんなもんです(フェンジャだからというのもありますが)。

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機材の質を上げても一緒

ではギターは改造せず、アンプやエフェクター、シールドなどの質を上げればどうか?

これも一緒です。

2万のギターを10万のアンプで弾いたり、1万のシールドを使ってもあまり意味がありません。

もちろん音は変わりますが、本質的なところは同じでしょう。

順番に機材のグレードを上げる過程で、まずはアンプ、次にシールド、そしてギター……としていくのはもちろんOKですが。

改造するぐらいならギターのグレードを上げよう

エントリーギターの価値はただひとつ、「手っ取り早く誰でも始められる」という点のみです。

残念ながらそれ以上の価値はありません。

つまり、大切に何年も使い続ける、改造して価値を上げられるものではないということです。

(思い出として大切にするのはまた別)。

エントリーギターの改造に1万2万とかけるのなら、そのお金を取っておき、プラスしてさっさとギターのグレードを上げましょう。

ただ、2万のギターが3万になったところでたぶん何も変わらないので、できれば5万円以上出せるとひとつ上のレベルのギターが手に入ると思います。

 

 

改造が有効になるギターは?

最後に、改造が有効になるギター、改造したらしただけの反応が出るギターっていくらぐらいからでしょう。

ざっくり言うと、最低定価10万円からでしょうね。

既に述べたように、7万円のギターでもぼんやりとした反応しかありませんでした。

10万円でもギリギリでしょう。

なんでかは分かりませんが、やはりそれぐらいの価格帯じゃないと作りが甘いんでしょうね。

当然個体差もあるので、10万出せば絶対に改造の効果が出るというものでもありませんが。

あと、メーカーによって改造にめっちゃ反応するギターとそうでないものがあります。

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