八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

ギター初心者がこれからギターを始めるために 63 チューニングについて


八幡謙介ギター教室in横浜
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チューニング

楽器を弾く際、避けて通れないのがチューニングです。

弾けば必ず狂い、放っておいても湿度で木が収縮/膨張し、やはり狂います。

楽器は正しいチューニングで弾かないと音感が養われないので、めんどくさくても弾く前には必ずチューニングする習慣をつけましょう。

今回は初心者の方向けにチューニングについてお話します。

ちなみに、各弦をどの音に合わせるかといったことはどこにでも書いてあるので飛ばします。

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チューニングの基準

チューニングは基本的に「ラ」の音(アルファベット表記で「A」)に合わせます。

ヘルツで表記すると440Hzが基本ですが、場合によっては441とか442になるようなこともあります。

この辺は知らなくてもいいでしょう。

 

 

チューニングする道具

ギターをチューニングするために、色々な道具があります。

 

音叉

古のチューニング器具。

柄の部分を手で持って、二股になっているところを堅いものに当てます。

すると「キーン」と音がします。

その音がA(ラ)の音になっています。

今どきこんなめんどくさいものを使ってチューニングしている人はいないので、持ってなくて大丈夫です。

 

メトロノーム

メトロノームは必ずといっていいほど、チューニングのためにAの音が出せるようになっています。

その音と楽器のAを合わせます。

僕はもう長年メトロノームの音でチューニングしています。

初心者の方には難しいのであまりおすすめしません。

 

チューナー

本シリーズでも必須アイテムとしてご紹介したチューナー。

現在はギターにクリップのように挟んで振動を読み取るクリップチューナーが主流です。

たまに誤作動を起こすこともあります。

初心者の人はこのクリップチューナーを使いましょう。

 

アプリ

今はスマホアプリでもチューニングができます。

検索してDLしておくと便利です。

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チューニングっていつやるの?

ギターのチューニングは、弾く前に必ず行いましょう。

必ずです。

1日1回ではありません。

一度合わせて、しばらく弾いたらまた確認してみましょう。

正しいチューニングで弾くことが上達の近道です。

 

 

弾き終わって弦を緩める場合

「ギターを弾き終わったら必ず弦を緩めておこう」と言う人もいます。

これ自体はめんどくさいけど悪いことではありません。

ただし、適当に緩めてしまうとネックがねじれる原因となります(経験済み)。

弦を適当にゆるめると、1弦は半音ぐらい下がっていて、6弦は1音下がっている……と、各弦のチューニングがばらばらの状態で放置することになります。

つまり、ネックの緊張(弦によって引っ張られる強さ)が不安定になるということです。

そうなるとネックがねじれる原因になります。

弦を緩めて保管するなら、チューナーを使って全ての弦をきっちり半音下げるようにしましょう。

それがめんどうなら緩めなくて結構です。

本気で上達したい人のチューニング法

最後に、本気でギターが上達したい人はこのチューニング法を試してみましょう。

 

1、基準となる音が出るものを用意する

メトロノーム、音叉、その他常に正しい音が出るものを用意します。

ネットで探しても構いません。

基準は必ずしもAでなくてもいいです。

 

2、まずは耳で合わせる

基準の音に合わせて耳でチューニングしていきます。

仮に1弦を合わせたとしたら、

 

1弦開放と2弦5F

2弦開放と3弦4F

3弦開放と4弦5F

4弦開放と5弦5F

5弦開放と6弦5F

 

が同じ音なので、これらを合わせていきます。

 

 

3、最後にチューナーで答え合わせ

耳だけで合わせたものを最後にチューナーで確認します。

ずれていたら直します。

これを毎日やっていると自然と耳がよくなってき、最終的に基準の音があればチューナーなしでチューニングできるようになります。

 

 

正しくチューニングしてもずれることもある

仮にチューニングが完璧にできたとしても、弦を強く押さえたり無意識に引っ張ったりするとチューニングは狂います。

ということは、最終的なチューニングは弾き方にあるということです。

脱力し、適切な力で演奏すると安定したチューニングをキープできます。

それについては簡単に獲得できるものではないのでここでは触れません。

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