実は僕、ギターを30年弾いてきて、今まで一度もクリップチューナーを使ったことがありませんでした。
ギターをはじめた頃はそういったものはなく、クリップチューナーが世に登場したのがたぶん2000年代後半ぐらいだと思います。
その頃はジャズをやっていて、ライブではピアノかベースに音を貰ってチューニングしていましたし、家ではメトロノームのA音で合わせていたので、チューナーを持つ必要がありませんでした。
最近はHELIX Rackのチューナーを使ったり、たまにメトロノームで合わせたりしていました。
ただ、今年の夏はギターのネックがやたらと反り、それを頻繁に調整し、終わったらチューニングを合わせるということを何度もやっていて、さすがにいちいちHELIXを立ち上げるのは面倒だし、かといってメトロノームだと作業中聴いている音楽とかラジオをいちいち消さないといけないし……ということで生まれてはじめてクリップチューナーを買うことにしました。
あれこれ見て評判がいいこちらをポチ。
使ってみると確かにチューニングが合わせやすいし、精度もよさげです。
これだといちいちケーブルを挿し、HELIXを立ち上げ、チューナーモードにして合わせるという手間も省けますね。
めんどくさいネック調整もこれがあるとなにかの片手間にささっとやっちゃうかという気になりそうです。
このチューナーは他よりもちょっと高いんですが、チューニングは音楽の要なので、いいものを使っておいて損はないと思います。
安物のクリップチューナーって精度落ちますしね。
ただ、ギター習得中の人はできればチューナーに頼るのではなく、メトロノームなどからガイド音を出してそれを頼りに合わせる方が耳の訓練になります。
家ではできるだけそうして、人と合わせる時はチューナーを使うなど臨機応変に使い分ければいいかと思います。