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プロミュージシャンになるための音楽的素養を作る方法

サウンドハウス

教室に来ているプロを目指す若い子にほぼ必ず言っていることを改めてまとめてみました。

プロミュージシャンの素養

プロミュージシャンになるための素養って何だと思いますか?

ちなみに素養とは「平素の修養によって身につけた技術や教養」と定義されていますが、ここではどちらかというと教養に近いものです。

 

答えはどれだけ音楽を聴いているかです。

 

プロになるためには古今東西のあらゆるジャンルの名盤はもちろん、最新の音楽、ときにはマニアックな音源もちゃんと聴いておく必要があります。

まあ中には音楽あんまり聴かないでプロになる人もいるにはいますが、基本それではプロにはなれません。

僕の教室では、プロミュージシャンになるための素養(どれだけ音楽を聴いているか)を以下のように身につけるよう教えています。

スタートはいつから?

プロミュージシャンになるために音楽をたくさん聴きましょう、では、いつから?

 

今からです!

 

準備は簡単、サブスクに入ればいいだけです。

最悪Youtubeでもいいです。

あなたが若ければ若いほどアドバンテージがあります。

なぜなら、音楽的素養を作ることができる年齢は限られているからです。

ですから、プロを目指している人は今すぐ素養のためのリスニングを開始するべきです。

ゴールはだいたい25歳

実は、プロミュージシャンの素養を身につけるためのリスニングにはゴールがあります。

それはだいたい25歳です。

ぎりぎり20代いっぱいと捉えてもいいですが、基準は25歳ぐらいです。

なぜかというと、25を過ぎるとだんだんインプットが効かなくなってくるからです。

もちろんいきなり何も入らなくなるということはありませんが、音楽に対する感性や新鮮み、感動などはどんどん薄れていきます。

また、25歳を過ぎてから接した音楽は、自分の血肉になりにくい傾向があります。

特に30歳を過ぎればもう音楽を聴いて人生が変わるということはないでしょう。

だから25歳、あるいはぎりぎり20代いっぱいを使っていい音楽をインプットしていく必要があるのです。

何を聴けばいいの?

では何を聴けばいいのか?

これは答えが存在します。

 

あらゆるジャンルの名盤を古い順に聴いていく

 

です。

ジャズなら50年代、ロックなら60年代、メタルなら70年代、ヒップホップなら80年代あたりから、名盤と呼ばれるものを片っ端から聞いていきましょう。

なぜ古い順からかというと、古い名盤の方がより価値が確定されているからです。

例えば2022年現在に「1950年代の名盤」として残っている音源は、もはやその価値が覆ることはないと考えて問題ありません。

一方、2020年代にリリースされた音源で名盤と謳われているものは、もしかしたら10年後に消えているかもしれません。

では何年残っていればいいかというと、一概には言えませんが、30年もこの世に残って語り継がれていれば、この先そう簡単に価値が衰えたり覆るということはないでしょう。

名盤のリスニングはタイパがいい

名盤のリスニングは、現代人の時間感覚にもマッチしています。

なぜなら、名盤のリスニングほどタイパがいいものはないからです。

(タイパ=タイムパフォーマンス、時短のこと)。

名盤というものは、その時代のそのジャンルそのものを象徴しています。

また、アーティストのある時期の作風が凝縮されていたり、場合によっては全てのキャリアがそこに詰まっていることがあります。

例えばNIRVANAの「NEVER MIND」というアルバム(名盤です)を聴けば、90年代の音楽シーンとNIRVANAというバンドの音楽性が分かります。

NEVERMIND/REMASTERED

NEVERMIND/REMASTERED

Amazon

だからこれ一枚聴いただけで他の何千何万の90年代の音源(名盤ではなくわりとどうでもいい作品)を飛ばすことが可能となるのです。

どうやって探すの?

では各ジャンルの名盤をどうやって探すか。

これは簡単です。

年代+ジャンル名+名盤で検索すればいくらでも出てきます。

名前が出てきたらサブスクかYoutubeで検索すれば間違いなくヒットします。

好き嫌いとかどうでもいい

ここでとても大事なことがあります。

それは、

 

お前の好き嫌いとかどうでもいい

 

ということです。

趣味で音楽を楽しみたいだけなら好きなものだけ聴いていれば結構です。

しかし、プロミュージシャンを本気で目指すならそんなことは言っていられません。

好きとか嫌いなんてどうでもいいので、せっせと名盤を摂取しましょう。

そもそも名盤とは社会が何年、何十年とかけて決定した作品です。

あなた個人の好みにかかわらず、それは「いいもの」であると既に決定されているのです。

だから好き嫌い、分かる分からないは置いておき、とりあえず感性が豊かなうちに聴いておくことが大事なのです。

僕も10代で聴かされて全然ピンと来ずに20年後やっと理解できたという音源が多数あります。

25歳過ぎたら開放してよし

とにかく、25歳までは世界中の名盤をパンクするまで頭に詰め込みましょう。

そして25歳になり、「もうこんなこと嫌だ!」と思ったら後は好きにして結構です。

その頃にはもう効果が現れる人には現れているでしょう。

30歳を過ぎたらそれまでのリスニングがちゃんと音楽的素養として武器になっていると思います。

その頃には、好きな音楽しか聴いてこなかった人と自分の間に絶対的な差があることを確信し、それがミュージシャンとしての自分の礎となっているはずです。

25歳までに何枚名盤を聴けるか

では仮に1日1枚名盤を聴くとして、25歳までに何枚聴けるか計算してみましょう。

1年で365枚なので、20歳からだと1825枚です。

全ジャンルの名盤が何枚あるのかは分かりませんが、律儀に毎日やればたぶん5年ぐらいで各年代、各ジャンルの歴史的名盤はぎりぎり消化できるでしょう。

だとすれば20歳あたりがプロミュージシャンの素養を作るデッドラインです。

そこから19歳、18歳……と歳が下がっていくにつれてより多くの作品を消化できることになるので、若い子はチャンスです。

10代から好き嫌いを忘れて、今すぐ名盤を聴き始めれば、25歳になる頃には少なくとも同年代の誰にも負けない音楽的素養が身についているでしょう。

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yahatakensuke.com

 

 

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