前回、ギターの色々な購入方法をご紹介しました。
今回は実店舗で購入することを想定して、ギターが弾けない初心者が何をチェックするべきかをアドバイスします。
以前SNSで「楽器店でギターを試奏するとき、何を弾くか問題」というトピックを見てびっくりしました。
これを弾くやつはダサい、これを弾いていれば上級者……などなど議論が交わされていましたが、はっきり言っておきます、
誰も聞いてねーわwww
楽器店で誰が何を弾いていて、上手いか下手かなんて店員も客も誰も気にしていません。
気にしているのは本人だけです。
あと、楽器の試奏は音や弾き心地などをチェックするものなので、曲を弾かないといけないという決まりもありません。
なので、人の目や耳など気にせず試奏しましょう。
ギターが何も弾けなくても、次の3つのポイントをチェックするだけで自分に合っているかどうかが分かります。
チェックポイント1 ボディの大きさ
ボディについてはこちらを参照。
ギターを持ったときに「なんかでかいな…」とか「あれ、小さすぎて違和感あるな…」と感じたら、そのギターは体格に合っていないかもしれません。
最初の一本は体格に比較的合っている方がストレスがすくなくていいと思います。
まだ小さい子が通常のギターを買う場合は何を持っても大きく感じると思いますが、その場合は変に体格に合わせてミニギターを買うのではなく、成長を見越して通常のギターを買いましょう。
チェックポイント2 ネックの太さ
ネックについてはこちらを参照。
何も弾けなくてもネックを握ることは誰でもできます。
ネックを握ってみて太いと感じたら、店員さんに「ネックの薄いギターはありますか?」と訊いてみましょう。
太くても違和感がなければそれでいいし、薄くて細いネックの方がしっくり来そうな感じがあればそれにしましょう。
チェックポイント3 ネックの長さ
今度は1フレットあたりを握ってみましょう。
1フレットとは、ギターを持って一番左の端のフレットです。
そこを持ったとき遠いと感じたら、ややネックが長いギターだと言えます。
その場合は店員さんに「ネックが短いギターはありますか?」と訊いてみましょう。
これも気にならない程度なら気にしなくて結構です。
何事に置いてもそうですが、失敗を恐れて行動しないより、行動して失敗した方がましです。
特にギターなんて最初の一本を一生使うことなんてまずないし、ギタリストの8割9割はだいたいファーストギターの購入で失敗していたり、そうでなくても数年後には手放していることがほとんどです。
ギターなんてよっぽどヘンテコなものでないかぎりだいたい同じようなもんなので、よく分からなければ思い切って買ってみて、使いながら自分の好みを知っていけばいいと思います。