「左利きの人は最初からレフティギターを弾くべきか?」
「左利きが右利き用のギターで弾くと不利になるのか?」
これはギターの世界でよく議論されるトピックです。
先に行っておくと答えはありません。
なぜなら、両方試す人がいないからです。
右効きの人は最初から右で弾くし、左利きの人も右用のギターと左用のギターを両方買って数年試したという人はまずいないでしょう。
まず、左利きの人が右用のギターを弾くメリットを考えてみましょう。
ギターの選択肢が増える
レフティギターは昔よりも増えた印象はありますが、右用に比べれば圧倒的に少ないでしょう。
どうしても欲しいギターが右用しかないということも多々あると思います。
最初から右で弾いていればギターの選択肢は圧倒的に増えます。
学びやすい
ギターのコード表(ダイアグラム)やフォームの例、レッスン動画などは99%右効き用に作られています。
だから左利きの人はいちいち脳内変換しないといけないのがめんどくさいと思います。
右で弾くとそれがなくなるのでギターが学びやすくなると思います。
では左利きにあわせて左でギターを弾くメリットを考えてみましょう。
(たぶん)上達しやすい
自分が左で弾いたことがないので分からないのですが、たぶん左利きの人は左でピッキングした方が上達しやすい気がします。
そもそも利き腕でフィンガリングし、もう一方でピッキングした方がよければギターは最初から左構えで製作されているはずです。
ヴァイオリンなどの弦楽器も右でボウイング、左で押弦となっているので、弦楽器は利き腕で弦を弾くべきだと推察できます。
かっこいい
個人的に左利きが左でギターを弾く最大のメリットはこれだと思います。
ジミヘン、カート・コバーン、アルバート・キング、トニー・アイオミ等々、歴史に名を残すギタリストには左利きが多いので。
左で弾いているだけでギター仲間からは一目置かれることは間違いありません。
個人的なアドヴァイスとしては、ギターという楽器をできるだけ楽しみたい、面倒くさい思いはしたくないという人は右でギターを弾きましょう。
本気でプロギタリストを目指すならめんどくさいのは覚悟して左で弾きましょう。
とはいえ、左利きだけど既に右で弾いているという人は変えなくて結構です。
結局のところ、どっちがいいのかは分からないものなので。
余談ですが、BUCK-TICKの今井寿さんは右効きなのに左でギターを弾きます。