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腱鞘炎になりやすい手首の使い方(楽器、日常生活)


八幡謙介ギター教室in横浜

腱鞘炎になりやすい手首の使い方をご紹介します。

ただし以下は僕自身の経験とギター講師としての見地であり、医学的な正しさは保証できません。

あくまで参考までにとどめておいてください。

楽器だけでなく日常生活にも適用できます。

手首の角度

手首はいろんな角度に曲がりますが、本記事では掌を顔に向けたときの左右の動きのみを「手首の角度」と称します。

以下、三種類の手首の角度をご紹介します。

 

①小指側に曲げる

f:id:k_yahata:20220712105249j:image

②ストレート

f:id:k_yahata:20220712105225j:image

③親指側に曲げる

f:id:k_yahata:20220712105235j:image

 

手首をこの三種類の角度にして何か作業をする際、腱鞘炎になりやすいのはどれか?

結論から言うと、

 

①腱鞘炎になりにくい

②やや負荷が強い

③腱鞘炎になりやすい

 

ということになります。

写真を見ても分かる通り、小指側に曲げたときの方が角度がついています。

つまり、人間の手首はこちら側に伸びるようにできています。

一方、親指側にはあまり曲がりません。

ですから、親指側に曲げる動作を繰り返したり、親指側に曲げたまま手を使っていると、すぐに筋肉が緊張し、腱鞘炎の原因となります。

一応言っておくと、腱鞘炎とは筋肉の炎症ではなく、腱を包む「腱鞘」という部位が炎症を起こして痛みを発症するものです。

原因は筋肉が固まってしまうことにあります。

ですから、腱鞘炎にならないためには、筋肉に負荷をかけすぎないことが重要となります。

 

 

手首を親指側に曲げたとき緊張する筋肉

手首を親指側に曲げると、写真のテーピングをしたあたりの筋肉が緊張します。

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やりすぎるとやがてここが固まり、手首の辺りが痛くなってきます。

個人的には以前フォーム研究であれこれ試していたときに腱鞘炎になったことがありました。

そのときは既に腱鞘炎の仕組みを知っていたので、どこの筋肉が緊張しているかを探って、そこ(上記テーピングのあたり)をほぐしたら治りました。

たぶん手首を親指側に曲げたフォームを試していたのでしょう。

今はやっていません。

 

腱鞘炎になったとき幹部(痛いところ)を冷やす人がいますが、たぶん意味ないです。

原因は幹部ではなく、筋肉の緊張なので。

マウスを使うとき

個人的には、マウスを使うとき、なぜか親指側に手首が曲がっていることがあります。

だいたいそうしていると後で手首が痛くなるので、上記で示した筋肉をほぐして治療します。

 

手首が親指側に曲がっている

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手首が小指側に曲がっている

f:id:k_yahata:20220712111309j:image

手首を小指側に曲げてマウスを使うと痛くなることはありません。

たぶんほとんどの人はこうしていると思います。

 

 

日常の手首の使い方をチェック

ミュージシャンは楽器だけでなく、日常の手首の使い方をチェックしてみましょう。

意外と親指側に曲げて使っていることがあるかもしれません。

その時確実に小指側の筋肉(上記テーピングのあたり)に強い負荷がかかっているので、直していったほうがいいと思います。

日常のちょっとした動作が原因で楽器の演奏に支障が出ているともったいないです。

逆に、日常動作を見直すことで楽器演奏への負荷が軽減され、上達のスピードが上がったり、故障が減ったらラッキーですよね?

 

また今回言及しませんでしたが、手首を真っ直ぐにして使うのもわりと負荷がかかります。

フライパンを使うときにそうしている人もいるかもしれません。

意外とスマホも盲点だったりします。

手首を真っ直ぐ使っていることが分かれば、それを小指側に曲げるだけで強い負荷を分散できると思います。

細かいことが知りたければ横浜ギター教室までお越し下さい。