八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

月1回レッスンの限界 月1でははっきりいって何もできない


八幡謙介ギター教室in横浜

2020年に横浜ギター教室の規約を一新し、レッスンを月1回から受講可能としました。

その後、1/3から半分ぐらいの方が月1回受講されるようになりました。

月ごとに変更可能なのですぐに2回、3回受講に戻る方もいれば、ずっと月1回の方もおられます。

それ自体は規約上問題ないのですが、実際にレッスンを行っていると、問題が浮き彫りとなってきました。 

 

一番の問題は、月一レッスンの場合、翌月来たときに教えたことと違うことをやっている点です。

生徒さんがいい加減だとかわがままというわけではなく、教えたときはちゃんと理解し、その場でもある程度できています。

ではこれを練習しておいてくださいと預けて1ヶ月経つと、なぜか全然違うことをやっているケースが多々見られます。

また、全然違うということはないけどピントがずれているという程度なら100%といってもいいでしょう。

前からもあったんですが、2020年頃からこの問題が顕著になってきました。

「レッスン回数と内容の理解」という観点から様々な生徒さんを観察していると、どうやら月2回以上来ている方はぎりぎり正しい内容を理解でき、月1回だとどんなに熱心で理解度の高い生徒さんでも内容が自然と変わってしまうということが分かってきました。

1ヶ月というインターバルは、音楽レッスンが正しく機能しなくなるということがはっきりしました。 

 

ただ、月1回が2回となると、当然負担が増えます。

どうしても経済的に、あるいは仕事の都合上月1回しか来られないという方もおられるでしょう。

僕もそういった点を見越して月1回でもいいですよとしていたのですが、どうもこれだと双方が甘えている感じになってよくないと思い、この4月よりレッスンの最低受講回数を月2回とすることにしました。

生徒様には本日メールをお送りしました(届いていない方はご連絡ください)。

負担が増えて苦しい、月2回になるならもう通えない、という方ももしかしたら出てくるかもしれません。

こちらとしては「じゃあ1回でもいいですよ、ゆるーく継続していきましょうね」と言いたいところですが、もうそれはやめることにします。 

それぐらい、月1回のレッスンというのはもう絶望的に機能しないということがはっきりしたので。

こちらもこのご時世に生徒さんがやめると苦しいのですが、その痛みを伴ってでも月最低2回に引き上げる必要がどうしてもあるのです。

 

何かを継続することは難しいです。

また、継続それ自体が大事なのか、毎回の取り組みの充実が大事なのかもまだよくわかりません。

月1回レッスンを3年続けるのと、月3回レッスンを1年続けるのだと、どっちがいいかはなんとも言えません。

ただ、システム上「月1回からOK」としているが故に月1回に留まっている人がたぶんそれなりにいるので、それならシステムそのものを「最低月2回は来てくれ!」としたら頑張って月2回来られるという人も多いのではないかと思います。

ということで、当初は表向きは月2回としつつ、『どうしても月1回しか来れないんならいいよ』とするつもりだったんですが、それもやめました。

月2回は来てくれ!とはっきりメッセージを打ち出すことで生徒さんに月2回の受講を促すつもりです。

また、新しく入会される生徒さんは最初から月2回以上としていればそのつもりで来てくれるでしょう。