Native Instruments Session Guitaristというプラグインがあり、名前は聞いたことがあった気がしますが、ちゃんと内容を見たのははじめてです。
このチュートリアルを見て腰が抜けそうになりました。
英語ですがたぶん見ていたら理解できると思うのでとりあえず貼っておきます。
- レスポール版
- アコギ版
- ヴィンテージ版
とにかくびっくりしたのが、僕がさっと見たかぎりではギターの全部がエミュレート(模倣、再現)できるようにプログラムされています。
例えばエレキギターを弾いたときのちょっとしたアタッキングノイズや、弦をどの位置で弾くか、アーティキュレーション、ミュートの質感、ハーモニクスなどなど。
一番びびったのは、弦が振動してほんのちょっとチューニングがブレるところまで再現されています。
あと、ヴォイシングジェネレーターみたいな機能もあるみたいですね。
たぶんこれで本当にギターがやってること(ちょっとしたノイズとかも含めて)全部できると思います。
いやはや恐ろしい時代がやってきましたよ…
とはいえ、まだまだプラグイン臭さはあり人間の演奏には届いていません。
それも時間の問題でしょう。
あと、現時点でギターミュージックじゃなければもうこのプラグインで十分です。
近い将来、ギターが前面にフューチャーされたギターミュージックでもプラグインで全然事足りる時代が来るでしょう。
たった数万円出せば生のギターと遜色ない演奏を24時間好きなときに思い通りにプログラムできるとなれば、当然めんどくさい思いをしてギタリストを雇いたいと思う人は激減するでしょう。
これからギターでプロになりたい人は、そういう時代だというのを念頭に置いておかなければ絶対に生きていけません。
下手すりゃ機械的なエクササイズばっかやってるギタリストより、プラグインの方が人間らしい演奏ができるようになるかもしれませんね。
そんな時代にギタリストとして必要とされるためにはどうすればいいのか?
僕もしっかり考えていきたいと思いました。
まあ答えは見えてはいますが。
こちらの動画ですが、よくある比較動画(どっちの演奏が人間/プラグインでしょう?)に見せかけて、実はどっちもNative Instrumentsのプラグインでした!という内容になっています。
たぶん、「どっちかは人間ですよ」と言うことで、本当に片方の演奏が人間のように聞こえるという心理効果を狙ったんでしょう。
要はそれぐらいこのプラグインはすごいぞってことを言いたいんだと思います。
興味ある人はどうぞ。
Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE 13 ULTIMATE UPD