以前からギターのために部屋の湿度管理をしていて、そのために湿度計をあれこれ使ってきました。
TANITA、Thermo Pro、HAKUBA、エンペックスと使ってきて、暫定でThermo Proが一番正確だと分かったのですが、どうしてももう一段階追い込んだ数値が知りたくて、もっと正確な湿度計を探していました。
そこでみつけたのがこちら、ドイツ製TESTOです!
お値段はなんとThermo Proの10倍!
しかし、これで正確な湿度が知れるのなら惜しくはありません。
ではThermo ProとTESTOを同じ場所に置いてどれだけ誤差が出るのか。
結果は……
なんと、湿度/温度共に誤差0コンマ数ミリでした……
Thermo Proすげえ…
また、双方機能も似ていて、どちらも湿度/温度の最低値・最高値を自動的に記憶させることができます。
Thermo Proの方がメイン画面に出ていて見やすいしww(TESTOはボタンで呼び出し)。
TESTOはさらに、設定した湿度を超えるとアラームを鳴らすことができますが(例えば湿度70%越えたらアラームが鳴る、とか)、はっきりいって、いらん……
結局10倍の金をはたいてThermo Proのコスパを証明しただけでした。
久々にものすごく落ち込みました。
ただ、並べておいておき1日観察していると、ポテンシャルの違いが見えてきました。
並べて観察すると、TESTOの方が明らかに感度がいいことが分かります。
ちょっと窓を開けると、TESTOではすぐに反応しますが、Thermo Proはまだそのまま。
その後近い数値になっていきます。
「今」の湿度をより正確に知りたければTESTOの方に軍配が上がります。
個人的に、ギターのネックは湿度の急激な変化で反ると考えているので、その急激な変化にできるだけ早く気づけるというのは大事だと思います。
まあ、元取りたいからこじつけてるだけかもしれませんが…。
とにかくTESTOはThermo Proと比較にならないぐらい感度がいいです。
ではまとめてみましょう。
メリット
数値が正確。
感度がいい。今この瞬間の湿度/温度に近い数値を知ることができる。
画面が大きくて見やすい。
デメリット
高い。
メリット
数値が正確。
安い。
デメリット
反応が遅いので、今この瞬間の湿度/温度が分からない。
まあほとんどの人はThermo Proで足りると思います。
ただ、僕の部屋もそうなんですが、湿度変化が急だったり、振り幅が大きいという人はTESTOを買っておくと重宝しそうです。
高いですが、後々のギターの修理、メンテにかかる費用、時間、ストレスを考えればすぐに元は取れると思います。
その他、ギター管理については下記「あわせて読みたい」をどうぞ。