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【横浜ギター教室】講師八幡謙介が横浜でのギターレッスンや音楽について綴るブログ。ジャズ多め。

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ギターのレンジの広さを測る方法

サウンドハウス
前回の記事

k-yahata.hatenablog.com

まとめると、

 

  • ギターの音のレンジが広くても、結局イコライザーで削ることになる。
  • ヴィンテージはレンジが狭い(必要な範囲しか出ない)
  • レンジを広くしているのはその方が売れるから

 

かなりざっくりいうと、レンジが狭いギターの方が楽器としての質がいいということになります。

じゃあそのレンジをどう測ればいいのか?

これはめちゃくちゃ簡単で初心者でも、ギターが全然弾けなくてもできます。

特殊な器具も要りません。

 

まず前提として、一般的なアンプ(分からなかったらRoandのJCシリーズ)につなぎ、ハイ・ミッド・ローをそれぞれ真ん中ぐらいにセッティングします。

サウンドはクリーンにしましょう。

単純に、アンプでサウンドに特徴を付けないということです。

次にギターをつないで1弦を押さえます。

ポジションはどこでもいいですが、強いていえば3~12フレットあたりが分かりやすいでしょう。

そして、かなり強めに弾きます。

ここで耳に痛い音がすれば、そのギターはレンジが広いです。

逆に、どんなに強く弾いてもある程度のまろやかさがキープできていればレンジは狭い=楽器として質が高い、となります。

極論すればこれだけでOKです。 

 

ローも知りたいという方は、6弦の低い位置を押さえて(0~5Fあたり)強く弾きます。

このとき、ずーんと響くような音がすればやはりレンジが広いです。

逆に、そこまで響かずある程度キレがある感じだとレンジが狭い=いいギターとなります。

さらにローは、ブヨブヨした感じがあったらNG、これがなければいいギターです。 

 

自分でレンジが測れるようになると、どんなメリットがあるのでしょうか?

まず、売り手に騙されなくなります。

前回書きましたが(冒頭リンク参照)、ギターのサウンドのレンジを広く取るのは、売りたいためです。

レンジが広くても結局ミックスで削るし、質が良いとされるヴィンテージギターはレンジの狭さに特徴があります。

私見ですが、ギターは質が落ちるほどレンジが広くなる印象があります。

レンジの広さで印象をよくすれば売れるというデータがあるのでしょう。

レンジが測れるとそういった策略(?)に騙されなくなります。

 

世の中には自称「現代のヴィンテージ」を謳っているギターがたくさんあります。

ヴィンテージを完全再現! とか、50年後にはヴィンテージの音になっている……などなど。

そういったギターを弾いてみて、レンジが広ければ一発アウトです。

なぜなら、ヴィンテージはレンジが狭いので。

レンジを測れるとそんなうたい文句にだまされなくなります。

ジャパンヴィンテージとかネオヴィンテージ(80年代ぐらいのギターを指すのか?)についても同じです。

レンジが広い=ギターとして質が劣る=ヴィンテージ(上質なもの)ではない、ということです。 

 

また、現行ギターでもかなりヴィンテージに近いレンジ感を持つ個体もあります。

自分でレンジが測れるとそういった掘り出し物を見つけやすくなるはずです。

ヴィンテージギターについてはこちらを参照。

k-yahata.hatenablog.com

個人的に、レンジの広さを悪としていますが、最終的には好みです。

耳に痛いハイや、腹に響くローが欲しい人はそういうギターを使えばいいだけです。

ただ、ギターという楽器の音楽的な役割を追求していくと、結局そんなにきついハイも、太いローもいらないという結論になるのですが…。

 

 

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