ミュージシャンや漫画家、ダンサーなど何かを目指している人にとって、関わるだけ無駄な人種が存在します。
反面教師になるならまだましですが、無駄な付き合いで貴重な時間を浪費し、そのせいで目標が遠のいてしまうことが多々あります。
以下、付き合うだけ無駄な人種をご紹介しておきますので、参考にしてください。
ちなみにこの場合の「付き合う」は、家族、友達、恋人、仲間、バンドやチームメンバーなど広い意味となります。
話をすぐに茶化す人は、だいたい何をやっても一人前になれません。
そういう人は、本質的な話をすると自分に中身がないのがバレるから、すぐに話を茶化して軽い笑いにし、誤魔化すのです。
もちろん冗談を言ったり場を和ませるのはいいことですが、それで何かをはぐらかしている場合はNGです。
なぜかこいつと話していると本質的な話ができないという場合、要注意です。
何かをはじめたばっかりの頃はみんなレベルが低いから表面的な話しかできないし、そういう中で茶化す人は空気を軽くしてくれるので最初は重宝します。
しかし、こういう人はひとつふたつレベルが上がればもう付いて来れなくなり、お荷物になります。
茶化す人がいたら、そいつにどんな哲学があるのか、ちゃんと練習しているのか、問題意識を持っているのかなどを密かに観察しておきましょう。
たぶん何もないです。
こういう人は承認欲求の塊で、必ずマウントを取ってきます。
また、狭い世界での権力闘争を好み、チーム内にヒエラルキーを敷こうとし、その中で自分がボスになりたがります。
仕切りたがりや、何らかのポストに必ず就こうとする人はこういった傾向が強いです。
こういう人がいると集団がギスギスし、分裂する傾向にあります。
また、自分が近くにいると思わぬところで抗争に巻き込まれてめんどくさい思いをしたり、意にそぐわないといじめてきたり排除しようと工作してきます。
身内、仲間内なのにすぐに順列を付けたがる人には注意しましょう。
後半、このタイプの亜種が出てきます。
陰口を言う人のところからは、不思議なくらい人が離れていきます。
昔、人気も実力もあってカリスマ性も十分あり、そして陰口大好きな人がいました。
その人のところには人は集まって来るのですが、それ以上に不思議なくらい離れていき、全然広がらないどころか年々縮小しているのを見たことがあります(どういう集まりかは伏せますが)。
また、陰口好きの人はトラブルに見舞われることが多いような気がします。
陰口が言いたいという気持ちがトラブルを引き寄せ、それをまた陰口にし、またトラブルが起こり……という連鎖を自分で作っているのでしょう。
陰口は褒められたものではないけど、まあ目を瞑ってもいい程度の悪癖ぐらいに思ってしまいますが(特に実力のある人に対しては)、実はそれ自体がトラブルを引き寄せ、人を離れさせている原因になっていると僕は思います。
また、これに関しては自己啓発やらビジネスセミナーなどで定番の文言なので、同じことを感じている人も多いのでしょう。
陰口を言う人と一緒にいると損をするばかりか、何か変なものを絶対に受けてしまいます。
実際、陰口大好きな人と意識的に距離を置くと、しばらくしたらすーっと心が浄化されていくような感覚があり、その後仕事や生活がうまくいくようになりました。
「こいつと一緒にいてメリットがあるかどうか」を基準にして人付き合いを行う人のことです。
ちなみに本記事は自分にとって害悪となる人との付き合いをやめようという趣旨であり、害さえなければメリットがなくても付き合うのは自由だと思います。
この手のタイプはいわるゆる掌返しを簡単にします。
自分が相手にメリットを与えられるうちはびっくりするぐらい仲良くしてくれますが、気がつけば用事あるときしか連絡が来ない、仕事の手伝いにしか呼ばれてない、レポートの期限前にしか話しかけてこないといった風に、上手に利用されていることに気づきます。
僕はこういう人に利用されたことが過去に何度かあり、とても後味が悪く惨めな思いになりました。
繊細な人なら人間不信になったり鬱を発症してしまうかもしれません。
自己防衛として、自分にメリットを感じてすり寄ってくる人は警戒しましょう。
得てしてそういう人は魅力的だったり、自分が憧れるタイプだったりするのですが(相手もそれを見抜いているんでしょう。怖い怖い……)
最後に、自分がやりたいこと、興味を持っていることをなぜか必ず否定してくる人。
こういう人が一番やっかいです。
興味を持っていることを言うとすぐに馬鹿にしてくる、やりたいことを打ち明けると一言目で否定してくる、行動しようとすると必ず止めてくる……。
なぜか僕の周りにはこういった人がとても多かった気がします。
個人的にはいつも無視してやってきたのですが、人によっては無視できない場合もあるでしょう。
ダイエットがうまく軌道に乗ってきた途端に焼き肉やケーキバイキングに誘ってくる友人とかも同じタイプです(都市伝説かもしれませんが、いるんですかね、本当に)。
さて、なぜこういう人はこちらのやりたいことや興味あることを否定してくるのかというと、自分より上に行かれたら困るからです。
自分と同レベルかそれよりも下でいてほしいから、何かを目指して動こうとしている人を必死で止めに入るのです。
上記で説明した「何事も上か下かで考える人」の亜種です。
彼らはまず、自分が見下している人が上に行こうとしているのを見つけると、一般論を盾に妨害します。
それでもめげずに努力している姿を見ると、「まだやってんのw」と嘲笑してきます。
そして、手が届かないところに行ったことが分かると、無視するか、「実は尊敬している」などと掌を返してきます。
また、メリットを求めてすり寄ってくる人もいるでしょう。
いずれにしても人としてあまりにもレベルが低いので相手にしないのが賢明です。
これらは全て実体験であり、実在しています。
ちなみに、僕は10代の頃から「こいつやべーな」と思ったらさっさと縁を切ってきたので、 粘着されて時間を無駄にしたということはあんまりありません。
今となってはやりたいことは誰にも相談しないし、そもそも40も過ぎれば誰も文句言ってこないので自由に動けています。
そして、40を過ぎた今、上記のような人と縁を切ったことを改めて思い返してみても、全く後悔もなければ、むしろ正しいことをしてきたと感じられます。
ですので、これを読んでいる人で、身の回りにそういった人がいたらさっさと縁を切った方が身のためです。
まあ痛みは伴いますが、そんなもんはすぐに忘れます。
何より、「かりそめの友情は身を滅ぼす」と沢尻エリカさんが身を挺して我々に教えてくれたではありませんか。
友達や仲間、もっと言えば親兄弟でも、害のある人間は縁を切っていかなければ、場末のギター講師になることすら難しいでしょう。
芸で身を立てるのはそれぐらい覚悟が要ることなのです。