最近久々にMAD CAPSULE MARKETS(以下MAD)の後期の作品を聴いてみたら、音がよくてびっくりしました。
聴いたのは「010」と「OSC-DISC」。
- アーティスト: THE MAD CAPSULE MARKETS,KYONO,TAKESHI UEDA,Killing Joke,J.MILES
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2001/07/11
- メディア: CD
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MADは中学生の頃から聴いていて、当時はまだちょっと変わったJ-Rockみたいな立ち位置で、その後ハードコア寄りに変化し、最終的にみんな知っている最終形のスタイルになりました。
僕は当時どうしても初期のMADへの思い入れが捨てられず、ビッグになってから聴きはじめた人たちへの反発もあって、後期のアルバムはあんまり好きになれませんでした。
さて、十数年ぶりに聴いてみると、音のよさにびっくり。
たぶん当時はミニコンポとかで聴いてたからわからなかったのでしょう。
打ち込みの音がファットでとてもクリアです。
ちゃんとしたオーディオで聴くと、相当こだわって作り込まれていることがわかります。
また、そのデジタルサウンドとバンドサウンドがしっかりと混ざってひとつになっている印象。
このサウンドにしっかりしたヴィジョンや哲学を持っていることも改めて理解できました。
当時は「なんで急にこれ??」と音楽性の変化についていけませんでしたが、バンドとしては必然だったんでしょう。
あと、改めて聴くとカラっと明るくて、ラウドロック特有の暗さがないのがいいです。
この明るさとフェスの開放感がとっても合う気がします。
実際、後期MADがこのスタイルになってからフェスにどんどん出てバンドが大きくなっていったと記憶しています。
もし聴いたことない人がいたらぜひこの機会に試してみましょう。
今の日本のロックの一つの基礎を築いたバンドなので。
あと、ちゃんといいオーディオで聴くことをおすすめします。