ジャズミュージシャンがライブで収益を上げる方法を書きます。
アイドル好きの方はご存じでしょうが、ポラロイド写真のことです。
アイドルはもちろん、いまやバンドでも当たり前になっているようです。
なぜかというと、原価率が低いので収益になりやすいのだとか。
だからアイドルもバンドもこぞってチェキやるんですよねw
「でもそれって若くて可愛いアイドルとか、メイクしたヴィジュアル系だからだろ?むさ苦しいおっさんとチェキ撮りたがるやつがどこにいんだよwww」と思うかもしれませんが、僕は意外といると思いますよ。
世の中にはアーティストにお金を落としたいと思う人がわんさかいます。
それが応援の証であり、ファンであることの証明になるからです。
だから「これで収入になるんだったら撮ってやるか」という人は一定数いると思います。
ライブの思い出にもなりますしね。
こちらはジャズならではのシステムです。
ジャズは観客からのリクエストで演奏することが多いジャンルです。
従来無料で行うことがほとんどでしたが、これを課金制にします。
例えば分かりやすいスタンダードなら1曲千円とか、J-POPのジャズアレンジなら3千円とか。
値段は各自で決めればOK。
これをライブ前からSNSなどで受け付け、ライブの何日前に振り込めば契約成立、など一定のルールも設けましょう。
ただ、リクエストが来すぎるとセットリストがぐちゃぐちゃになってしまうので、ある程度コントロールは必要です。
アレンジが必要な楽曲ならかなり早めに受け付け/締め切りをしないと間に合わないでしょう。
では気になる収益を計算してみましょう。
仮に、
スタンダード1曲千円
ポップソングなどのアレンジ1曲3千円
チェキ1枚千円
とします。
ある日のライブで
スタンダード×5曲
アレンジ×2曲
チェキ×3枚
の売り上げがあったとしましょう。
すると5千円+6千円+3千円で1万4千円(-経費)の収益となります。
ライブ前に既に1万4千円相当の収益が確保されているというのはジャズミュージシャンにとってはかなりありがたいことです。
また、リクエストが7曲あるということは、最低7人は来場することが予想されます。
チャージが千円としたら7千円なので、先ほどの売り上げと足すと2万千円(-経費)となります。
こうした課金システムは決して自分の懐を満たすためだけのアイデアではありません。
ライブごとにしっかりと収益を出し、きちんと共演者にバックすれば、一緒にやりたがるミュージシャンも増えるはずだし、集客につながればお店も潤います。
また、自身の収入がアップすればその分生活は安定し、より音楽に集中することができるようになります。
そうしてよりよい音楽をクリエイトできるようになれば、観客も喜びます。
このように、収益がきちんと出せれば、あらゆる方向に還元することが可能となるのです。
それでも『神聖な(←w)ジャズの現場にアイドルまがいの金儲けシステムを持ち込むな!』という人はどうぞ清貧なさってください。
『きちんと収益を出して、共演者も、お店も、自分もその恩恵を被り、生活を安定させてよりよい音楽をクリエイトし、お客様に還元したい!』と考える人はぜひやってみましょう。
誰もやってないから勇気が出ない?
だからこそビジネスチャンスなのです!!!
実際に上記のことを行うとしても僕に許諾を得る必要はありません。
ただし一切の責任は負いませんのでご了承ください。
あと、実際にやるのはいいんですが、さも自分で考えたかのように喧伝することはおやめください。
過去にそういう人がいてもやもやしました。