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「ハレ」の日に何かをはじめても大抵続かない


八幡謙介ギター教室in横浜

令和元年となり、このきっかけに何かをはじめる人は多いと思います。

元旦、誕生日、入学、なども同じです。

しかし、こういった「ハレ」の日に何かをはじめても、大抵続きません。

 

私見ですが、このハレと継続は水と油のように相反する概念です。

例えば僕はギターを26年ぐらい弾いていますが、ハレの瞬間なんて数えるほどしかありません。

それ以外の多くの時間は「ケ」(日常の意)です。

しかも、ケだけならまだしも、それをもっと下回る苦しい時間(これをなんと呼ぶのかは知りませんが)も長々と存在します。

さらに、ハレの瞬間は、ケやそれ以下の日々を乗り越える原動力にはなってくれません。

それが可能なら誰でもハレの日に何かをはじめたらずっと継続できるはずです。

結婚なんてみんなハレの日に行いますが、離婚率の高さがその無意味さを物語っています。

ハレの日に何かをするのは確かに気持ちいいし、すがすがしいものですが、継続という観点から見ると無意味だと言っていいでしょう。

 

また、ハレを選ぶ心理には、他力が潜んでいます。

自力で何かを掴んでやろうという意気込みがどこか薄く、ハレの力を借りて目標を達成しよう、ハレの力がきっと自分をそうさせてくれる……。

そんな心理がある気がします。

しかし、残念ながらハレにはそんな力はありません。

だから継続出来ないことが多いのだと思います。

 

そういえば僕もピッキング研究をはじめたのはなんでもないケの日でした。

だからかどうかわかりませんが、5年かけてピッキング理論を完成させることができました。

ハレの日にはじめていたら挫折していたかもしれません。

 

これから何かをはじめたい人は、ハレの日を待たずに今すぐ動きましょう。

実際にスタートできない場合は、情報集めでも資金作りでも何でもかまいません。

そして、準備が整ったらすぐにはじめましょう。

意外とそれだけで長い長いケの日々を耐えられるのかもしれません。