ロックのピッキング研究の集大成としてずっとイングヴェイのFar Beyond The Sunを練習しているんですが、ある箇所でつまずいてしまいました。
ソロに入ってからキーボードとトレードしだして2回目のキーボードソロの後の部分です。
たぶんこの曲で一番か二番目に速いところじゃないでしょうか。
速いし音が詰まってるしでとにかく譜面でフレーズを覚えてゆっくりから練習してみたものの、どう考えてもそのときのレベル(半年前ぐらい)では弾けそうにないのでまたまたピッキングを改造することに。
エコノミーを新たに導入し、肩や肘の使い方を変えてそれが馴染んできたらそこのフレーズをまた試してみましたが、やっぱりどうしても弾けそうにない……。
で、改めてその部分をよく聴いてみると、テンモニ効果か前と違って聞こえてきます。
「……あ、あれ? これフレーズ違くね???」
何回聴いても自分が練習してきたフレーズが速くなってそれになるとは思えません。
そこで気合いを入れて耳コピしてみることにしました。
といってもフレーズはイングヴェイの中でも最速に近いもの……。
泣きそうになりながら1時間ぐらい粘っているとなんとなく全貌が見えてきました。
どうにか拾えた音を頼りにちょっとずつ音を広げていくと……譜面と全然違う!!!
しかも、譜面よりも音源の方がかなり音が少ないです。
4小節もないフレーズを3時間以上かけてようやく掴むと、一生弾けなさそうなフレーズが頑張ったら弾けそうなレベルに下がってくれました。
しかもそちらの方が正しい!
そりゃそうだよなとなんか納得しつつ、改めて譜面を鵜呑みにしてコピーするのは危険だなと感じました。
とはいえ、イングヴェイのインストを耳コピするってのも至難の業です。
たぶん最初にとりあえず譜面(TAB)で覚えて、後から耳で答え合わせするのが正解なのでしょう。
今回は弾けなくてつまずいたから気づけましたが、他の弾けているところもいい加減なのかもしれないので、一度全部洗い直してみようかなと思います。
とりあえず譜面通りだと不要な弦移動がたくさんあることがわかりました(ポジション組み直すのめんどくさいなあ……)。
耳コピ不可能な速弾きほど実は耳コピが必要だという気づきでした。