寝るときにBGMとして音楽をかける人は多いと思います。
音楽が好きな人ならなおさらでしょう。
また、プロを目指している人は睡眠学習的効果を狙って寝るときに音楽をかけることもあると思います。
これ、絶対やめてください。
せっかく脳を休める時間がきたのに休まらないからです。
人間の脳って意外と脆弱で、容量も思っているより少なかったりします。
それを主に睡眠で回復させて、また活動できるだけの容量を確保します。
プロを目指して毎日長時間練習したり、様々な音楽を聴いているとすると、1日の終わりにはもう頭がパンパンで何も入らなくなっているはずです。
で、ようやく休める時間になったのにさらに脳に音楽を詰め込むようなことをしても逆効果です。
今日学んだ音楽、今日聴いた音をしっかりと脳に処理させ、明日学ぶ容量を確保するために、寝るときは音楽をかけず、もちろん他の刺激も与えずにしっかりと休みましょう。
そうすると楽器も上達しやすくなるし、音楽的な蓄積も逆に増えていきます。
24時間音楽漬けになっていると、早ければ20代で脳がショートして燃え尽きたり、最悪うつになる可能性もあります。
ちなみに僕の元生徒さんで寝るときも音楽をかけている人がいましたが、20代前半で過労で倒れ入院しました。
退院後話を聞き、「寝る2時間前から音楽聴くのやめてみ」とアドバイスしました(実際はもう少し色々教えましたが)。
翌週、実践してみたら体調がすこぶるよくなり、創作もはかどるようになったと報告してくれました。
これからの人生を音楽に捧げるつもりなら、早いうちから休み方をしっかりと覚えておきましょう。
今はただでさえ情報過多で誰しも脳が疲れてパンパンになっている状態で生きているので、休み方、情報の抜き方を覚えておかないとミュージシャンどころか普通の生活もできなくなる可能性があります。
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