このブログを読んでいる方は、僕が比較的音楽をフラットな目線で、客観的に、公平に、時に厳しく判断していることを理解してくださっていると思います。
いいものはいい、悪いものは悪い、好きに引っ張られない、食わず嫌いしない、新しいものも受け入れる、できるだけ多角的に検証する……ギター講師として、またミュージシャンとしてそう気を付けて音楽を聞いています。
ですが、最近ふとあることに気が付きました。
どうやら乃木坂だけは別なようです。
僕は乃木坂に対しては基本ライブブルーレイを観賞して楽しんでいるのですが、当然いい曲もあれば悪い曲もあり、歌はましな人もいるけど基本下手。
でも乃木坂なら何一つ気になりません。
なんか全部いい曲に聞こえるし、歌が下手だなーと気になることもありません。
新曲も近年パっとしないものが多いのですが、正直それもあんまり気にならないし、工事中もつまらなくなったと言われてるけど普通に面白く観ているし、一期二期が卒業して三期トップ体制になっても全然問題ないし、六期も楽しみだし、もはや乃木坂が乃木坂ならなんでもいいという境地です。
……これが「ファン」ということか!
と、なんか深く納得するものがありました。
たぶん中学生ぐらいまではそうして好きなアーティストを推していたはずです(当時”推す”という言葉はありませんでしたが)。
しかし、ある時期からはもう「このアーティストなら何でもいい」という感覚はなくなりました。
たぶん音楽をやっていなくてもそうなっていたでしょう。
そうしてギター歴30年が過ぎ、ここへ来てまた無条件で受け入れられる”推し”ができたというのがなんか感慨深いです。
たぶん僕が乃木坂を推す気持ちは、音楽経験皆無の人が好きなアーティストを推す気持ちと変わらないのでしょう。
これは非常に重要なことです。
全ての音楽やアーティストに対してミュージシャンとして向かい合ってしまうと、一般リスナーの気持ちが分からなくなってしまうので。
もちろん、時にはミュージシャンとしての厳しい視点や、40代半ばという年齢なりの受け止め方も必要です。
一方で、そうした経験や見地が深まれば深まるほど、どこかに中学生のようなピュアな情熱や、視野の狭さ、こだわりなどもまた必要であると近年痛感しており、乃木坂が僕にそれを与えてくれたことを本当に感謝しています。
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