八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

SNSでアーティストに「ライブ行きたいです」「音源聴こうと思います」など”お気持ち表明”はしない方がいい


八幡謙介ギター教室in横浜

SNSでアーティストやクリエイターに「お気持ち表明」する人が結構います。

例えば、

 

「ライブ・イベント行きたいです」

「音源聴こうと思います」

「グッズ・CD買おうと思っています」

「漫画・小説読もうと思っています」

「動画、観ようと思っています」

 

などなど、まだ行動していなくて、しようと思っていることをなぜか報告してくるやつ。

これ、アーティスト側からすると地味にしんどいんですよね。

興味持ってもらえているのは嬉しいです。

ただ、こういう「お気持ち表明」は得てしてお気持ちだけで終わるケースが多く、増えてくると『またこれか…』とうんざりしてしまいます。

そのうち流すようになっていきますが、でもやっぱり心のどこかで期待はしており、そして分かっていてもがっかりすることになるので疲れます。

 

ちなみに僕の場合一番多いのが「習ってみたいと思っています」です。

次が「小説読んでみたいです」ですね。

そういう人が実行したケースはほとんど思い出せません。

本当にギターを習いたい人は予約してくるし、本当に小説を読んでくれる人はどれを読めばいいのか訊いてくるか、既に読んでいます。

 

もちろん言う側も「あなたの作品やパフォーマンスに興味があります」ということを気を使って表明してくれているのは分かります。

だから無碍にできないし怒るのも違う……でも期待だけさせられて肩透かしを食らうのも嫌だ……

と、とてももやもやするのがこの「お気持ち表明」です。

 

そこで、アーティストにどうしてもメッセージを送りたい人は事後報告を心がけましょう。

 

「ライブ観ました」

「チケット取りました」

「予約しました」

「音源買いました」

「動画観ました」

「小説読みました」

 

などなど。

この「○○したいです」と「○○しました」はアーティスト側にとって天と地ほど違います。

「○○したいです」に対しては心の中では『してから言えよ…』と思っていますが、「○○しました」には心から感謝の念が湧いてき、今後の活動や自分自身のアイデンティティの助けになります。

アーティストを応援したい、長く活動を続けてほしい、病んでほしくないと思っているファンは、お気持ち表明をやめて事後報告に徹しましょう。

アーティストはだいたい単純ですから、それだけで頑張れたりします。

お気持ち表明している人は、実はアーティストのHPをじわじわ削っていることを知りましょう。

お気持ち表明に価値があるのはやんごとなき方々だけです。