以前このブログで取り上げた佐野仁美という歌手がいます。
いわゆる「歌ってみた」のカヴァーをさくさんやっておられ、歌詞の理解や世界観の表現が秀逸だったので紹介したと記憶しています。
2020年の記事ですね。
話変わって、先日2024年冬アニメの「佐々木とピーちゃん」を見ていました。
職業柄OP・EDのクレジットやアーティストを毎回チェックしているのですが、「佐々木とピーちゃん」のEDクレジットに「佐野仁美」とあるのに気づきました。
あれ、佐野仁美ってなんか聞いたことあるぞ……と思ったら、僕が以前取り上げたあの人だと気づいてびっくり。
検索してみるとたぶん同一人物です。
元々シンガーソングライターで、2022年から上京し楽曲提供を行うようになったようです。
個人的に、オリジナルソングは曲も歌詞もあまり印象に残らなかったのですが、アーティストに提供することで花開くタイプだったのでしょう。
カヴァーが秀逸だったので、恐らく「汲み取る」能力に長けた人なのかなと推察します。
また、作曲家界隈によくあることですが、自分のグループで全く売れずそのまま解散し、仕方なく他人に楽曲を提供しはじめたら一発でヒットしその後売れっ子に……というケースはよくあります。
何がどうなってそういう結果になるのかは誰にも分かりませんが、適材適所に収まることで歯車が回り出すのでしょう。
佐野さんもそういうタイプなのかもしれません。
何にせよ自分が注目し、取り上げたアーティストが売れていくのを見るのは気持ちいいものです。
佐野仁美作詞、作曲のアニソンはこちら。
(作詞:佐野仁美 作曲:佐野仁美 渡邉俊哉 編曲:渡邉俊哉)