女性アイドルやタレントが結婚した途端ファンをやめる男性って結構いますよね。
最近だと中川翔子さんが結婚を発表した途端Youtubeの登録者が1万人減ったというのが話題になっていました。
実は僕もその一人で、結婚発表後すぐ「あ、そうか、なるほど」とYoutubeの登録を消し、少しだけ持っていたグッズを売りに出しました。
といっても、残念だとか怒っているといわけではありませんし、急に嫌いになったわけでもありません。
あと、ガチ恋でもないし、そもそもファンといっても近年はYoutube観てる程度で、コンサートも行かないしグッズも買いません。
ただ、結婚発表でそのYoutubeすら観る気しなくなりました。
そこら辺の心理を自己分析してみたいと思います。
結婚発表でファンやめた、応援する気しなくなったという心理は簡単に言語化できませんが、あえて言うと、
本人から「もう大丈夫」って言われた感じ
ですかね。
「私、結婚します」の後に「だからもう応援してくれなくても大丈夫だよ、今までありがとう、幸せになります」と言われたような気がしたので『そうかそうか、それはよかった、じゃあ幸せになってください」とYoutubeの登録を消したというのが当たらずとも遠からずな心理だと思われます。
ここに皮肉はありません。
例えるなら、いつも自分が助けてあげていた人が自分よりもっと優秀な人に助けてもらえるようになったのを知り、その人にも敵意はないし、じゃあ自分は近寄らない方がいいのかな……と一歩身を引くような感じです。
これって多分、バンギャの子が推しのバンドが武道観を成功させたらファン辞めるというのに似ている気がします。
今までその心理が全く理解できませんでしたが、しょこたんが結婚発表したときに何かが終わった感じがして、もしかしたらこういうことかもとちょっと共感できました。
本人からすれば「もう大丈夫」なんて思ってもいないだろうし、全然大丈夫じゃないからこれからも応援してほしいと願っているでしょうが、こちらがそういうメッセージを受け取ってしまったので仕方ないですよね。
この辺の<作者(パフォーマー)とメッセージ>という主題は綿谷りさの「いなか、の、すとーかー」で描かれているので興味ある人はご一読を。
拙レビューはこちら。
ただ、じゃあそもそも誰かのファンになるのは大丈夫じゃなさそうだからか、自分が必要とされてそうだからかというとそうでもなく、アーティストにとって自分が推そうが推すまいがどうでもいいような場合でもファンになることはありますが。
あと、そもそも僕の場合はどんなアーティストやアイドルでもかなり自制して推すし、基本全然お金は使わないんで、そのレベルで必要とか必要ないとか何言ってんの?と自分でも思います。
無理矢理まとめると、推しの結婚というのは単なる現象ではなく、ファンはそこから何らかのメッセージを個々に受け取っているということです。
それぞれのリアクションは、受け取った無言のメッセージの内容によるのでしょう。