近年AIの進化はめざましく、とうとうイラスト精製AIまで登場しました。
キーワードを組み合わせたらAIがイラストを描いてくれるということで、イラストレーターは今後トップを除いて食えなくなるだろうと言われています。
当然イラストだけでなく、他のジャンルにもどんどん同じ現象が起こっていくでしょう。
どうやら本格的にアーティストVSAIの時代に突入したようです。
アーティストがAIに勝つ方法はあるのかというと、普通にあります。
とても簡単な話で、作者の付加価値を上げればいいだけです。
AIアートにはそもそも作者がいません。
強いて言えば○○社のAI、△△社のサービスという提供者がいるだけで、個としての作者、アーティストは存在しません。
ですから、AIアートは作品そのものしかなく、その作品が速くて無料でクオリティが高いからもてはやされているだけです。
一方、アーティストには人としての個が存在します。
AIアートに対し、アーティストの個を含めた作品の価値が勝っていればAIアートに勝てます。
クライアント視点から言うと、単なる作品が欲しいのではなく、○○氏のイラストが欲しい、△△ちゃんが作った曲が欲しいと思われることができれば勝ちです。
ではどうやって自分に付加価値を付けるのかというと、タレント業をするしかないでしょう。
顔を出してSNSや動画配信などをせっせと行い、自分そのものの価値を上げていく。
最終的に自分という個人が生み出した作品が欲しいと思われるようになったらAIとの差別化は完了と言えるでしょう。
ただ、アーティストの中にはそれが嫌だから創作をしているという人も一定数いるので、そういう人は苦労するでしょうが。
一方でAIにもやがて個性が付与される時代が来るでしょう。
VTUBERのようなキャラクターを作って、そのキャラクターが絵を描く、曲を作る……といった体にすると、付加価値のあるAIアートが生まれます。
そうなると生身の人間にはもう勝てないかも知れませんね…