今回から、ギターをセットではなく単体で買うためのシミュレーションをしていきます。
メーカー別にエントリーモデルをピックアップし、それぞれのギターを解説していきます。
*値段は掲載時のものなので、変化している可能性があります。
まずはアイバニーズから見ていきましょう。
メーカーの概要はこちらから。
アイバニーズは比較的ヘヴィな音楽がやりたい人や、テクニカル志向の人に向いています。
メタルやラウド系の音楽がやりたい、速弾きがしたいという人にはうってつけです。
国産メーカーなので円安の影響がないのも嬉しいですね。
Ibanez ( アイバニーズ ) / GRX40 Black Night
調べてみるとこちらが一番安いモデルになります。
2022年現在で2万円以下で買えます。
Amazonだとセット売りになっていますが、サウンドハウスで単品で販売していました。
ピックアップはSSHで、幅広いジャンルに対応しています。
ピックアップについてはこちらを参照。
アームも付いているので、アーミングがやってみたいという人にも対応していますし、興味なければアームを取って使えばいいだけです。
ひとつ気になるのが、ボディ材がポプラになっている点。
ふつうギターのボディはアルダー、アッシュ、バスウッド、マホガニーなどが使われますが、ポプラは聞いたことがありません。
たぶん材として安いのでしょう。
まあポプラだからすぐ壊れるということはないと思います。
カラーバリエーションも豊富なので選ぶ楽しみもあります。
Ibanez ( アイバニーズ ) / GRX70QA-TEB
こちらはピックアップがHSHとなっています。
ハムバッカーが二つ搭載されており、よりヘヴィな音楽に向いているギターとなっています。
センターにシングルも搭載されているので、音作りの幅もあります。
あとはこのボディのパターンが好きかどうかですね。
気にならない、あるいは格好いいと思える人にはリーズナブルなギターだと思います。
Ibanez ( アイバニーズ ) / GRX70QA-TKS
ちょっとボディがツヤツヤしたモデル。
それ以外は上のモデルと特に違いはなさそう。
Ibanez ( アイバニーズ ) / GRG170DX-BKN ブラック・ナイト
ピックアップの種類は同じで、ボディが真っ黒なところが特徴です。
お値段が少し上がりますが、ボディのカラー以外何が違うのかはちょっと分かりませんでした。
見た目をあんまり気にしない人ならGRX70QAシリーズでいいと思います。
ここから3万円台、4万円台と調べていきましたが、正直ピンとくるものは特にありませんでした。
4万円台からフロイドローズ(ブリッジの種類)の付いたRGシリーズが登場しますが、別に初心者に必要だとは思えません。
アームなら一番安いモデルにも付いてるし。
もちろんどうしてもその価格帯で欲しいものがあれば購入して問題ありませんが、最初から無理してでも買っておくべき理由は見つかりませんでした。
一本目にアイバニーズを買うなら2万円台で十分です。
アイバニーズといえば7弦ギターも有名で、今どき最初から7弦ギターを使いたいという人も珍しくないと思います。
絶対に絶対に7弦必要!という人ならいいと思いますが、なんとなくなら最初はオーソドックスな6弦ギターからはじめましょう。
ある程度弾いてみて自分の音楽性が定まってきたら7弦ギターに変えても遅くありません。
ギターを弾いて、将来的に何がしたいか、どんな音楽が演奏したいかという点から考えると、テクニカルなことがしたければどうせどこかで一度アイバニーズを手にすることになるので、それなら一本目からアイバニーズでいいと思います。
ただ、もう少しトラディショナルなギターが弾きたいという場合は別のメーカーをあたった方がいいかもしれません。
アイバニーズはかなり弾きやすく設計されているので、アイバニーズから入るとオーソドックスなストラトやレスポールが弾きにくく感じると思います。