ギターについて調べていると必ずFENDER(フェンダー)という名前が出てきます。
エレキギターの老舗であり、今でもギブソンと並ぶ二大ギターブランドとして健在です。
今回はそんなフェンダー社について軽く勉強してみましょう。
【公式サイト】
【公式Youtube】
フェンダーの創業者、レオ・フェンダー氏(写真)はもともとトランジスタ技師でした。
あるときからエレキギターとアンプの開発に乗り出し、テレキャスターやストラトキャスターといった、70年経ってもそのまま通用するギターを開発します。
ちなみにレオさん、ギター弾けませんwww
この辺がアメリカンで面白いところですよね。
フェンダーのギターは1950年代から60年代後期までが最盛期で、この時期に作られたギターは現在ヴィンテージとして価格が高騰しています。
100万200万なんて当たり前、ものによっては1千万するギターも存在します。
70年代以降質が落ちてき、その後たぶん90年代ぐらいからまた安定してきます。
近年はやや迷走気味といえます。
「じゃあもっかい60年代の工法でギター作ったらいいじゃん?たった70年前の自社の製品でしょ?」
と思うかもしれませんが、これが無理なんです。
その辺はこちらでも書きました。
なんで再現できないのかはギター界最大の謎です。
普通、ギターメーカーはギターのみ、アンプメーカーはアンプのみを製造しますが、フェンダーはギター、ベース、アンプ、その他キーボードなども作っています。
いずれも定評があります、フェンダーでしか出せないサウンドを確立しています。
ギターはロックで使われることが多いですが、アンプはジャズミュージシャンも愛用しています。
「ローズ」と呼ばれるフェンダーのキーボードは、70年代~80年代の音楽シーンで活躍しました。
生産中止後も人気が高く、現在価格が高騰しています。
フェンダーサウンドは近代音楽の歴史に深く刻み込まれています。
フェンダーのギターやアンプの特徴を挙げると、「頑固でとっつきにくいけど、フェンダーでしか出せない独特の味がある」といった感じです。
ギターもアンプも初心者にはかなり扱い辛いと思います。
ただ、近年は老舗ながら間口を広げようと努力している様子がうかがえます。
フェンダーの機材はある程度音楽活動し、ギタリストとして円熟してきてはじめて分かる良さがあります。
使うかどうかは別として、フェンダーの良さが分かってきたらギタリストとして一人前と言えるかもしれません。
フェンダーには「USA」「メキシコ」「ジャパン」の3種類があります。
主にギターの製造でこの3種類が流通しています。
USA
FENDER ( フェンダー ) / American Ultra Luxe Stratocaster 2-Color Rose Sunburst
MEXICO
FENDER ( フェンダー ) / Vintera 60s Stratocaster Surf Green
JAPAN
FENDER ( フェンダー ) / Made in Japan Traditional 60s Stratocaster, Black
私見ですが、質で言うとUSA>メキシコ>ジャパンとなります。
僕の持っているフェンダージャパンはネックは弱いしスイッチは壊れるし、音はぼんやりしているしで何もいいことはありません。
メキシコはやや硬質な音ですが、ジャパンよりは丈夫な印象です。
しかしなんといってもUSAが一番です。
フェンダー買うならやや妥協してメキシコ、頑張ってUSA、ジャパンはやめときましょう。
初心者の人にはどうでもいい話しかもしれませんが、ギター関係者の中にはアンチフェンダーがいっぱいいます。
そんな人に限ってストラトタイプやテレキャスタイプを使っていたりしますが、それはフェンダーが生み、違法スレスレで他社がパクっている製品です。
フェンダーがなかったらストラトもテレキャスもなく、従ってその人が良いとする他社のストラトタイプギター、テレキャスタイプギターも存在しないのです。
フェンダーが嫌いでもそれはそれでいいんですが、パイオニアに対するリスペクトは忘れないようにしたいものです。
ギター
など
アンプ
など