エレキギターに欠かせない存在、それがエフェクターです。
初心者の方でも聞いたことはあると思います。
ではエフェクターとは何でしょう?
簡単に言うと、音を変える機械です。
ギターの音を聴いていると、ロックらしい歪んだ音、キラキラした綺麗な音、エコーがかかった音、いろんな音が出ているのが分かります。
それらはエフェクターで作られたものです。
ちなみに、ギター用語の「エフェクター」とは日本独自の呼び方で、昔は「アタッチメント」と呼んだそうです。
英語では「Stomp」あるいは「pedal」と言うことが多いです。
「effector」という英語自体は存在しますが(ややこしい…)。
大きく分けると「コンパクトエフェクター」と「マルチエフェクター」があります。
以下代表的なものを挙げつつ、特徴を見ていきましょう。
コンパクトエフェクター
特徴
・小さい
・比較的安価なものが多い
・原則ひとつのエフェクターに一数種類の音
・操作が簡単
・種類が豊富
マルチエフェクター
特徴
・大きい
・高い
・数え切れないほどのエフェクターが入っている
・エフェクターをあまり使わない場合コスパが悪い
・操作が難しい
上記は典型的なコンパクト/マルチエフェクターですが、中には例外的なものもあります。
コンパクトサイズのマルチエフェクター
こちらはコンパクトエフェクターと同じサイズながらマルチエフェクターのように多数のエフェクターを内蔵しているものです。
驚くほど多機能で、多くのギタリストに愛用されています。
僕もひとつ持っています。
アンプシミュレーター兼マルチエフェクター
こちらはアンプシミュレーターも兼ねたマルチエフェクターです。
この中に沢山のエフェクターとアンプ(のデータ)が入っています。
他にもいろんな種類のエフェクターが存在します。
値段もピンキリで、コンパクトなのに4万5万するものもあります。
初心者の方がまず思うのが「エフェクターって要るの?」でしょう。
結論から言うと、どんなジャンルの音楽にも必要です。
例えばロックなら歪んだ音が不可欠ですし、古いスタイルのジャズをやるとしてもリバーブぐらいは必要になります。
エレキギターで全くエフェクターを必要としない音楽はたぶんありません。
重要なのは、自分がやりたい音楽にどんなサウンドが必要とされているかを知ることです。
ただし、アンプについているディストーションとリバーブで事足りるという人もいて、そういう人にはエフェクターが必要ない場合もあります。
とはいっても最初のうちは何がやりたいかも分からなかったり、やりたい音楽はあってもそれにどんなエフェクターが合うのかが分からなかったりします。
そこで、最初はエフェクターが内蔵されたアンプを購入することを提案します。
第19回でご紹介したアンプにはエフェクターが内蔵されています。
こういったアンプは近年多く販売されています。
これらを購入することで、初心者でもあまりコストをかけずにエフェクターがどんなものかを知ることができます。
そこからステップアップしてコンパクトを集めていったり、思い切ってマルチを買ったりするのが堅実でしょう。
エフェクター内蔵アンプについてはまた購入編でご説明します。
最近は便利な時代になり、「このエフェクターってどんな音なんだろう?」「どんな効果があるんだろう?」と気になったら動画で検索すれば必ず出てき、実際の音が聞けます。
エフェクターについてもっと知りたければYoutubeを検索してみましょう。
個人的にはあんまりエフェクターに興味がないので、おすすめエフェクター動画は特にありません。
ひとつアドバイスとしては、プロが演奏しているものはプロによる演奏+ミックス(音を整える作業)がなされているので、だいたいいい音に聞こえます。
アマチュアが一発撮りしたような動画の方が実物に近い音だったりするので、いろんな人が使っている動画を見比べてみましょう。