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日米英韓それぞれのサウンドを個人的にまとめてみた


八幡謙介ギター教室in横浜

日本、アメリカ、イギリス、韓国、それぞれのサウンドの特徴を個人的にまとめてみました。

100%偏見です。

自分はそう感じるというだけです。

スピーカーはCambridge Audio、プリメインアンプはYAMAHAです。

日本

ヴォーカルがでかい。

質感を殺しても前に出し、耳に痛くなっても印象付ける。

ヴォーカル+楽器という印象。

 

サウンドは時代の流れを読んで後から追いつく。

 

音圧を上げるためなら音の質感、分離感、ルーム感、凹凸を殺しても構わない。

 

音圧の壁が面で迫ってくる感じが多い。

平べったい印象。

アメリカ

分離命。

分離された個々の楽器や歌が攻撃してくる感じ。

 

全体の音圧を上げるのではなく、個々の楽器、歌の音圧を上げている印象。

 

ヴォーカルと楽器は対等。

ヴォーカルだけ特別扱いしてやらんから自分で頑張れ。

 

ベースは実はすっきり系の音が多い。

ただローを稼ぐためだけにベースを使わない。

 

ドラムはキックよりもスネアの質感命。

スネアがこもるような処理はしない。

 

ギターのサウンドには何よりもこだわる。

 

 

イギリス

分離と質感命。

 

全体的にクリアな仕上がりを目指す。

 

音圧は上げるが平べったくならないように注意。

アメリカほど攻撃的にはならない。

 

特にこだわりのあるパートがなく、全楽器と歌をバランスよくいい音にしたい。

韓国

ロー命。

 

べースはローを出すための楽器。

 

キックとベースは同じもの。

 

アメリカを目指していたらいつのまにか独自のサウンドになった。

アメリカを目指すことに照れや言い訳がなく、諦めもない。

 

ギターって何?

 

音圧はぎりぎりまで上げるが日本ほど平べったくはならない。

 

新しいことを試すのに躊躇がない。

まとめ

僕はこんな印象を持っています。

もちろんこれが正解でもなんでもないので、ひとつの意見として受け止めてください。

改めて思うに、J-POP音悪いですね。

平べったいし、こもってるし、主張や哲学を感じないし。

もちろん全部が全部そうではないですが、もっと色々試してもいいのにと思ってしまいます。

業界の構造的な問題なのか、民族性なのか、エンジニアの質なのか、ミュージシャンのせいなのか、何が原因かは分かりませんが、もっとJ-POPの攻めた音が聴きたいと改めて思いました。