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アマチュアの人と仕事をしたときにうんざりしたこと


八幡謙介ギター教室in横浜

現代はアマチュア全盛時代と言ってもいいでしょう。

プロとアマの垣根がもうほとんどなくなり、ちゃんとした事務所に所属したり、その道で生きていく覚悟を決めなくても専門職で代価がもらえる時代です。

僕も電子書籍でその恩恵を被っている一人です。

ただ、こちらがクライアントになった際、いわゆるアマチュアの人と仕事をするとどうしてもモヤモヤすることが多くあります。 

以下それについて書いておきますが、内容はかなりぼかしてあるのでご了承ください。

自分はプロじゃないことをやたら強調する人

お金を貰って仕事は受けているけど、自分はプロじゃない、プロレベルの技術は持ち合わせていない、だから期待しないでほしい……と何度も言ってくる人がいました。

こちらはその人の仕事が好きなので選んだんですが、そこまで卑下されると正直うんざりしました。

じゃあ最初から仕事の受注をすんなやと思ったんですが、僕はその人にやってほしいことがあったので最後までなんとかなだめてやってもらいました。

結果は満足できるものになりましたが、過程にうんざりしたので次はもうないでしょう。

自信がないのは勝手ですが、クライアントにそれを打ち明けてはいけない、という教訓になりました。

返信のペースがおかしい人

プロはだいたい返信が早く、ペースが一定です。

一方アマチュアは5日間返信がなかったかと思ったら、急に即レス期に入ったり、また3日空いたりと読めない人が多いです。

個人的にはけっこうストレスになります。

あと、即レス期の仕事はだいたい雑です。 

空いてる時間でさっさとやってしまおうという姿勢が見えて、うんざりします。

 

 

発注を全く越えてこない人

こちらが発注したことを全く越えてこないのもアマチュアの特徴と言えるでしょう。

良くて発注通り、悪いと「こんなもんだろ」感(75点ぐらいの内容)で返してきます。

「それの何が悪いの?」と思う人はまだプロには遠いです。

プロとして看板出してる人は、必ずといっていいほどこちらの発注を越えたもので返してきます。

100点が提示されていたら100点を目指すのがアマチュア、120点を目指すのがプロと言えるでしょう。

やっつけ感が消せない人

仕事の後半、細かな修正作業に入ったとき、どう考えてもやっつけで返してくる人がいます。

明らかに返信が早すぎたり、雑だったり、こちらの要望が全くくみ取れていなかったり……。

作品から『はいはい、こうしときゃいいんでしょ?やったけど、まだ何か?』という声が聞こえてきて、 個人的にはこれが一番うんざりします。

で、改悪されたので再修正を出すとなんか機嫌が悪そうな返信が来る……

自分が悪循環を巻き起こしていることにはたぶん気づいていません。

世界観に対する理解が低い

アマチュアの最大の特徴は、世界観への理解が低いことです。

技術や知識はそれなりにあって、ツールも使いこなせて、納期も守れる、でもその作品の奥にある世界観はちゃんと説明してもあんまり理解できない(仕事からその理解が読み取れない)……そういう人が多い気がします。

というか、それが理解できて仕事に反映できたらプロになれるので、そこはしゃーないかもしれません。

アマチュアに発注するというのはそういうことなのでしょう。 

プロとアマの垣根ははっきり存在する

僕が思うに、やはりプロとアマの垣根ははっきりと存在しています。

ただしそれは見えません。

ちょっとしたプロセスだったり、一瞬ひっかかる言葉だったり、姿勢だったり、なくても十分成立するけどあるともっとよくなるものだったり……。

そういう目に見えないもの、直接仕事の出来とは関係ないかもしれないことへの取り組みがプロとアマチュアを左右しているんだと思います。

それでもアマチュアで十分稼げるから関係ないとする人はそれでいいと思います。

ただ、僕はプロの方が好きなので、今後何かを発注する場合はプロにお願いすると思います。