八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

横浜でギター教室を運営するギタリスト八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

近い将来、プロに金払う意義が再認識されるだろうから、プロになりたい人はちゃんと勉強しといたほうがいい

サウンドハウス

2021年現在は、アマチュアの時代です。

正確に言うと、プロとアマの垣根がなくなった時代。

誰でもいきなりYOUTUBEで自己主張でき、技能販売サイトで仕事が取れる時代に、もはやプロもアマもないというのが今の感覚でしょう。

僕もYOUTUBE動画を観るとき、いちいちその人の経歴とかまで調べないし、アプリで匿名の人に仕事を発注したこともあります。

ただ、この先プロとアマの垣根がどんどんなくなっていくとは到底思えません。

むしろ垣根は今後ぐんぐん高くなっていき、プロとアマの境界線はよりはっきりするようになると考えます。

 

以前はだいたいどんな仕事もプロにしか発注できませんでした。

もちろんプロといっても仕事の対応や技術レベルの違いはありますが、腐ってもプロ同士なのでそこまで決定的な違いはめったにありません。

それが今は、プロもアマも混在している中で誰にでも仕事を依頼できます。

するとどうなるか?

以前なら比較対象ですらなかったプロとアマチュアが、同列で比べられてしまいます。

 

私見ですが、技術や知識としては、意外とプロとアマで違いはありません。

もちろんプロもアマもピンキリですが、駆け出しのプロと、十分に修行してあと一歩というレベルのアマチュアなら、素人が一目見て違いを認識できるということはないでしょう。

場合によっては、一流のプロと専門学生でも一見して違いが分からないこともあります。

正月の格付け番組などを観ていればわかりますよね。

じゃあプロとアマで何が違うかというと、熱量や気遣い、連絡の丁寧さ、姿勢、納期や予算の厳守、などなど。

これらは結果(作品や依頼内容)だけ見ても分からないことが多いのですが、一緒に仕事を進めてみるとすぐに分かります。

こうした点で、プロとアマにははっきりとした線が引かれています。

僕も近年アマチュアの人にいくつか仕事を発注しましたが、結果には満足していますが仕事を進める過程で残念なことが多く、今はもうアマチュアには発注したくないと考えています。

 

ただ、アマチュアへの発注は得てして安く、プロはそれよりも高いです。

ここを人がどう捉えるかで今後のプロ/アマの垣根が変わってきます。

多少仕事の質が低くても結果的に満足できれば安い方がいいと考える人が多いのか、発注から納品まで感動するほどの仕事をしてもらったから高いお金を払って当たり前と考える人が多いのか。

僕は後者が今後どんどん増えていくと思います。

 

以前はプロの仕事が当たり前でした。

だからそれがどれだけ価値のあることか、その仕事(に関わる全ての行為)をこなすのにどれだけの訓練が必要かが見えませんでした。

そこで、『本当はアマチュアでもできんじゃね?』と始まったのが、能力販売アプリだったり、YOUTUBEの活用だったりします。

最初こそその安さとまあまあの質に満足する人が多かったものの、しばらくすると細やかなところでやっぱりアマチュアはプロに及ばないというのが再確認された……というのが現状なんじゃないかと僕は感じています。

するとどうなるか?

プロに正規の値段を払う意義が再確認されます。

そうなると、アマチュアの最大の武器である安さすら、もはや武器にならなくなります。

 

ここで僕が好きな未来予測をしておきます。

今後あらゆるジャンルで、プロに参入したアマチュアは10年以内、早くて5年以内に淘汰されるでしょう。

多くの人がアマチュアに接することで、逆にプロの価値を再発見し、アマチュアから離れていくという現象が起こると思います。

また、アマチュア界隈で生き残れる人はどんどんプロに近づいていき、やがてプロになってアマチュアの媒体を離れていくと予測できます。

そこまで到達できなかった人は、一昔前のアマチュアと同じところに逆戻りするでしょう。

 

アマチュア隆盛の時代、『もはやプロもアマも関係ねぇ!』と、SNSやアプリを駆使して見切り発車で仕事を始めても、正直先はないと僕は思います。

顧客の目は厳しいですからね。

もちろんそこからプロをしのぐレベルに到達できる人もいるとは思いますが、多くの人は無理でしょう。

だったら最初から正規のルートでちゃんとプロを目指した方がまだ可能性はあると思います。

 

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