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褒めて伸ばすか叱って伸ばすか……人間はそんな単純ではない

サウンドハウス

ギター教室で教えていると必ず考えるのが、褒めて伸ばすか叱って伸ばすかという問題。

僕ももちろんこれをずっと考えてきて、どっちも実践したことがあります。

結論から言うと、どっちも正解でもNGでもなく、どうでもいいことです。

褒めて伸ばす/叱って伸ばすという二元論自体に意味がないということです。

 

褒めて伸ばす派は、人は誰でも褒められると嬉しい、だからもっと褒められようと頑張るので伸びるという理屈。

こちらは、叱られると萎縮してやる気がなくなったり、叱られないためにやろうとするからダメだと言います。

叱って伸ばす派は、叱られる(ダメ出しされる)ことで自分の欠点を発見でき、自分がまだ伸びしろがあることを知ることができるので伸びるという理屈です。

こちらは、褒められると人はそこで満足し停滞するからダメになるとも言います。

どちらにも言えることは、あまりにも人間を知らない、人間を軽く見過ぎているという点です。

 

よく考えれば当たり前ですが、人間はそんなに簡単な生き物ではありません。

褒められても嬉しくない場合もあるし、伸びしろが見えていてあとはやるだけなのに行動に移せない人もいます。

最初からとんとん拍子に結果が出て、誰からも褒められ羨ましがられて、これから花開くという時に突然辞める人もいれば、いつまで経ってもなにも出来ない、毎日怒られて嘲笑されて、それでも続ける人もいます。

子供は単純だから褒めときゃいいだろと思っていても、実は見透かされているという事例も多々あります。

 

何が言いたいかというと、人が何かを継続する原動力は、褒める/叱るという単純な二元論では絶対に説明できないということです。

そもそも、褒めるか叱るかの二択まで絞られているのに、そこから何十年も結論が出ないという時点で、この問いそのものが見当違いだと分かります。

 

だから、指導者はまず褒めるか叱るかという単純な二元論から脱却する必要があります。

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