「褒められる」がモチベーションとなってしまうと、教室外での活動を始めた途端潰れてしまうかもしれないと前回書きました。
では講師はどう教えればいいのでしょうか?
また、生徒はどういう気構えで習うべきなのでしょうか?
個人的には、横浜ギター教室でのレッスンは「客観的意見を述べる場」としています。
生徒さんから見れば「客観的意見を聞く場」です。
生徒さんを大げさに褒めるでもなく、けなすでもなく、今やっているエクササイズや弾いている曲への取り組み方、その結果に対してできるだけ客観性のある意見を述べるよう心がけています。
そうすることで「褒める」よりもレッスンの雰囲気はクールダウンされてしまいますが、生徒さんにとっては自分を冷静に分析する場となり、次のステップに進むための確実な足がかりができると思います。
プラス、自分に対する冷静な分析をきちんと聞くということを続けていれば、いずれ赤の他人から批判にさらされた時も、その内容を冷静に分析することができるのではないかと思います。
何かを習っていて「褒められたい」という欲求が強い人は、先生や教室以外のところで褒めてくれる人を捕まえておきましょう。
そして、教室などではできるだけ客観的な意見を言ってもらえるようにしたほうが、上達のためにも、そして今後の活動のためにも良いと思います。
余談ですが、講師にとって「褒める」ほど簡単なことはないです。
中身がなくていいんですから。
一方で、生徒さんは褒めときゃ続けてくれるかというと、そんな単純なものでもないです。
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