八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

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全体の話をしているのになぜかそれを個人の話にすり替え、論破しようとしてくる人を相手にしてはいけない


八幡謙介ギター教室in横浜

ブログを書いて、それなりに反応が出たりすると、必ず「全体の話」を「個人の話」にすり替えて反論してくる人が出てきます。

 

例えば僕は、このブログでジャズはこうだ、メタルはこうだと「全体の話」をよくします。

その方が不特定多数の人に届きやすいからです。

しかし、この「全体の話」には必ずほころびがあります。

それは、全体に与しない少数が必ず存在することです。

例えば僕は、フュージョンって衣装がダサいよねと書いていますが、お洒落なフュージョンミュージシャンやバンドもあるでしょう。

メタルはダイナミクスの振り幅が乏しいとも書いてますが、そうでないメタルもあります。

そういった少数も認識しつつ、それでも話をシンプルに一本化するため、あえて『全体ではだいたいこうだよね』というのが「全体の話」です。

普通の大人ならその前提をきちんと理解した上で話に耳を傾けることができるはずです。

 

さて、そんな中、どうしても「全体の話」が理解できない人がいます。

『(違う人もいるけど)ジャズって(大多数は)こうだよね?』に対して『俺は違う!』とか『私はそうじゃない!』で返答する人です。

もうこの時点で話がかみ合っていません。

一方は「全体の話」、もう一方は「個人の話」をしているので。

そして、この場合どうしても「個人の話」が強くなってしまいます。

なぜかというと、「全体の話」には必ず全体に与しない少数派の存在が含まれており、その分矛盾が生じるのに対し、「個人の話」は個人(自分)のことだけなのでその矛盾がないからです。

「全体の話」を「個人の話」にすり替える人は、その強みを使って論破しようとしてきますが、そもそも前提が全く違うので、普通に考えると話になりません。

また、このように前提をすり替えて強行突破してくる人は前提の違いを丁寧に諭してもまず理解しようとしません(無理矢理な論破が目的なので、人の話を聞くことができない)。

じゃあどうすればいいかというと、無視するか適当に流すしかありません。

 

「ジャズは~」「メタルは~」という全体の話をしたときに「俺は~」「私は~」で返してくる人がいたら要注意です。

どれだけ話してもまず間違いなくわかり合えることはないので、決して議論せず、うまく距離を取って逃げましょう。