横浜ギター教室にて、生徒さんの希望の楽曲を教える過程でバンドスコア(TAB付きの譜面)を参照することがあるのですが、どう考えても音や記述が間違っていたり、音源に入っていない音が書いてあることがあります。
その都度指摘するとだいたい生徒さんは驚かれますし、「公式スコアブックなのに……」とがっかりされる方もいます。
公式にしろ非公式にしろ、スコアは必ずどこか間違っていると考えた方がいいでしょう。
そもそも音を記号で表すということ自体かなり無理があるし、小説や雑誌などでも誤植はあります。
それと同じだと考えればそういうもんだと割り切れると思います。
公式スコアだから絶対に正しいと思い込んでしまうとずっと間違った音で演奏してしまいます。
だからスコアは参考文献ぐらいに考えて、できるだけ実際の音を耳で確認するようにしましょう。
めったいにないですが、アーティスト本人が監修しているスコアは普通のスコアよりも信憑性がありますが、それでも一応疑った方がいいでしょう。
意外と本人が一番適当に弾いているということもあるので。
もしかしたら、YOUTUBEで趣味でスコアを書いている人が一番信憑性があるのかもしれません。
批判がダイレクトに飛んでくるし、スコアの精度がPVにもつながるので。
余談ですが、生徒さんに「スコアを出してください」と言うとおもむろにスマホを出してYOUTUBEを再生されたときは一瞬「???」とパニックになりかけましたが、今はスコアというとYOUTUBEの時代なんですね……。
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