八幡謙介ギター・音楽教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

ジャズを弾く際、テーマに意思があるか? 

ジャズの演奏では、テーマが大事だよとはよく言われますが、実際にはテーマはないがしろにされています。

僕自身いろんな人に習ってきましたが、「テーマが大事だ」とはよく言われていたのですが、では何が大事なのか? どう大事にすればいいのか? テーマをどう弾きこなせばいいのか? そのための具体的な練習方法は? といったことをはっきり教えてくれる先生はいませんでした。

そうして後にプロになり、あれこれ活動したあと演奏をやめ、数年経ってからようやくテーマの大事さがわかってきました。

 

テーマを弾く際に大事なことは、そこに”意思”があるかどうかです。

例えば僕の教室では、だいたい最初はChili Con Carneという曲をやります(ケニー・バレルの演奏で有名)。

そのとき、まずはこの曲のテーマに”意思”が見えてくるまで弾き込みます。 

具体的に言うと、一緒に演奏していて「ああ、この人はこのテーマをそうやって弾きたいんだな」と納得でき、その世界観に自分が同調できるかどうかです。

もっと簡単に言うと、一緒にやっていてノれるかということです。

”意思”のないテーマには全然ノれません。

そういうときは、目の前で弾いている相手がものすごく遠く感じます。

また、一緒にやっているのに「なんでこの人自分のことを無視するんだろう?」と寂しくなります。

一応そのままソロも弾いてもらいますが、”意思”のないテーマを弾いた後のソロは、100%記号的な、あるいはエクササイズ的な内容になっています。

なぜならテーマに意思がないということは、それはもう曲ではなく単なるメロディとコード進行になってしまっているからです。

世界観も雰囲気もない単なるメロディとコード進行に合わせて弾くソロがいいものであるはずがありません。

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そこでだいたい演奏を止め、「このテーマをどういう風に弾いていますか」「このテーマにどんなイメージを持っていますか?」と質問すると、まず答えが返ってきません。

そこでしっかりとディスカッションをし、このテーマがどんな世界観を持っているのかを改めて自分の言葉で認識してもらいます。

そうして一度言語化した後、ではその自分なりの世界観を表現するための弾き方を工夫します。

例えば、Chili Con Carne=渋い曲だとしたら、じゃあこのテーマを渋く弾くためには具体的にどう弾けばいいのか? ということを工夫します。

それがある程度できてきたらまたテーマから弾いてみます。

すると、魔法にかかったかのように演奏が生き生きとし、同時にソロまでが見違えるほどよくなります。

その演奏にははっきりとした”意思”があるので、こちらも一緒にやっていて楽しいし、自然と反応が増えてき、会話がはじまります。

念のため言っておきますが、上手くなるのではありません、良くなるのです。

 

こうしてテーマに意思を持たせるだけで、全くの初心者でもびっくりするぐらいの雰囲気が出せたりします。

もちろん初心者なら細かいところや技術的なところですぐ破綻してしまいますが、そこは練習を重ねていけばどうにでもなります。

 

では意思のあるテーマを弾くためには、具体的にどうすればいいのでしょうか?

 

続きはこちら。

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