八幡謙介ギター・音楽教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

ジャズの演奏でテーマに”意思”を持たせる方法

前回の続きです。

k-yahata.hatenablog.com

 

テーマをただ弾くだけじゃなく、そこにちゃんと”意思”を持たせるにはどうすればいいのでしょうか?

まず、歌ものは簡単です。

歌詞をちゃんと読めばいいだけです。

英語ぐらいなら頑張って英語で読んで歌ってみましょう。

その他の言語ならせめて訳詞ぐらいは読みましょう。

そして、その世界観を今の自分なりに理解すればOKです。

あとは、その歌詞への認識が年齢や経験と共に変化していくのを時折実感していきましょう。

 

歌詞がない場合は、その曲の雰囲気をできるだけ細かく捉えるようにしましょう。

明るい/暗い、激しい、切ない、さらさらしてる/ねっとりしてる、機械的/人間的、田舎的(泥臭い)/都会的、などなど可能な限り書き出してみるといいでしょう。

また、ピンポイントでイメージが浮かんだらそれを大事にしましょう。

例えば、南の島のコテージで海を見ながらモヒートを飲んでいるイメージ…とか。

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雰囲気やイメージが固まったら、あとはそれを最大限に表現できるサウンド、タッチなどを研究してみましょう。

例えばレッスンでよくやるChitlin Con Carneのテーマのイメージは、

 

怪しい

渋い

夜の匂い

大人

都会的だが若干土着的な匂いもある

ワイルドだけどそのワイルドさを隠すだけの知性を持っている

 

といった感じです。

それがわかってきたら、そのイメージを具現化させるためのプレイを研究します。

例えば、アタックを強くするとワイルドすぎて「ワイルドだけどそのワイルドさを隠すだけの知性を持っている」感じが出なくなるので、ピッキングのアタックは抑制します。

そして「怪しい」感じを出すために、8分音符の表をある程度伸ばします。

そうすると怪しさや夜の匂いがしてきます。

ただし伸ばしすぎると軽くなるので調整が必要です。

そんな風に詰めていくと、”意思”を持ったテーマを弾くことができます。

そうして”意思”のあるテーマを弾くと、その後のソロも俄然生き生きとしてきます。

 

さて、ここで新たな疑問が湧いてきます。

近年、ジャズではテーマを原型をとどめないほど崩すのが当たり前になっていますが、そこまで崩すことを目的としたとき、果たしてオリジナルのテーマの雰囲気やイメージを深く知る必要があるのか?

次回、この点を解説します。

(続く)

 

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