この曲は僕のピッキング研究の一環として課題曲にしていました。
弦移動の激しいフレーズをどう弾くか、単に「俺弾けるぜ!(ドヤ)」じゃなくて、それを理論化してどう教えるか、そして最終的にはこれを弾きたいという生徒さんが弾けるようになる、そこがゴールです。
結局こうした弦移動の激しいフレーズ(テーマ)は、教室で教えているピッキングをやや崩して応用しないと弾けないということが分かりました。
ですので動画のピッキングフォームは応用編です。
正規のフォームはちょっと違います。
こちらの動画の身体操作は、
- ピッキング:前腕の回転
- 弦移動:三角筋の操作
- その他:親指を伸ばす
これだけです。
これ以外何もやっていません。
ただし自然と動いてしまうところは仕方ありませんが。
これらも完全に理論化してあるので、一から習得可能です。
現在作成中の「ギタリスト身体論3」に掲載予定です。
この曲はかなり疾走感のあるロックブルースなので、突っ込んだタイム感で弾きました。
ちょっと突っ込みすぎかもしれませんが、これくらい暴れてないと格好よくない気がします。
ちなみにこちらの演奏は超レイドバックで弾いてます。
このように、タイム感は自分でかなり操作できるものです。
ていうか、できないとダメです…
Scuttle Buttin'のソロパートはほぼアドリブです。
まあ弾いたら毎回だいたい同じになりますが。
僕にとってはテーマを弾くための曲なのでソロパートはどうでもいいです。
そもそもこういうロックブルースなんて今までやったことないですしね…
一応録音機材はあれこれ持ってるんですが、色々試してみてなぜかiphone11で撮ったのが一番しっくりきたのでそうしました。
以下機材
- Guitar:Fender Japan St-62 TX
- Amp:Roland Blues Cube
- Stomp:Ibanez TS-9(復刻), ZoomMS-50G(Noise Reduction, EQ)
できればiphoneで再生してください。
そうするとちょうど良いサウンドになります。
ていうかみんなそうすると思うけど…
ちゃんとしたオーディオで聴くとギターの存在感が薄まって、歪みが弱くなりスカスカします。
たぶんiphoneに備わっているコンプがギターに歪みを足してくれているのでしょう。
これでピッキング研究の宿題がひとつ終わりました。
収穫もしっかりあったので満足です。
さて、お次は本丸、Far Beyond The Sunですね…
ぼちぼち頑張ります。
Scuttle Buttin'が弾けるようになりたいという人はぜひ横浜ギター教室までお越し下さい。
ピッキングの基礎からはじめて、これをこうしてこうやったら弾けるようになりますよという理論を1から10まで完備しています。
まあ、その理論を体得するまでが大変なんですが、やることがはっきりしていたら努力もしやすくなります。
その他ピッキングでお困りの方、フォームに悩んでいる方など、来室をお待ちしています。
追記:「ギタリスト身体論3」2021年12月18日刊行。