八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

YAMAHA NS-10M(テンモニ)を1ヶ月使ってみて


八幡謙介ギター教室in横浜

3月に名機といわれるモニタースピーカー、YAMAHA NS-10M(テンモニ)を購入し、1ヶ月以上使ってみた感想です。

ちなみに仕様状況は自宅防音マンション、主にPC上の音源をプリメインアンプDENON PMA390Ⅲ経由でテンモニへ。

最初は不安定だった音もだんだんこなれてきたのでここらで改めてレビューしておきます。

まずテンモニについて一般的に言われていること。

<img src=”yamahans10m.jpg” alt=”YAMAHAの名機テンモニ”>

ジャンルによって向き不向きがありますが、概ねOKですし、特に疲れるということもありません。

例えばアニメやTV番組、動画などもよくテンモニで観ますが、さほど違和感はありません。

あとは好きか嫌いかの問題ですね。

リスニング用途でテンモニを購入するのも全然ありだと思いますよ。

 

テンモニはハイがきついとよく言われるんですが、使ってみるとそうでもないです。

メタルを聞くとそう感じます。

あと、サックスでキンキンした音出す人もちょっときつく感じますね。

でも何聞いてもハイがきつくて頭痛くなってくるなんてことはないです。

 

テンモニは80年代~90年代後半までの音を綺麗に再生してくれます。

個人的には永井真理子と相性がすごくよく感じ、夜な夜な聞いてます。

マイケルジャクソンやnenaもいい感じです。

 

テンモニはまじで音が見えます。

僕もあらゆるモニターを使ったわけではありませんし、スタジオの仕事なんて数えるほどしかしてませんが、これ以上のモニタースピーカーはないと断言してもいいと思います。

・・・それ以外にあんまり聞かない評価を。

 

テンモニでジャズを再生したとき、びっくりしました。

音の生々しさ、迫力がもうそこいらのスピーカーと全然違います。

昔ジャズ喫茶でJBLで聴いたときも驚きましたが、それに近いものがありました。

ジャズファンは下手にJBLを買うよりテンモニで聴いた方がいいと思います。

 

僕がテンモニテンモニ言ってるのに影響されて生徒さんも購入されたのですが、違うアンプでもどうやら同系統の音が出ているようです。

テンモニ話をしても話が食い違うということがなかったので、アンプが違ってもスピーカーのキャラクターはそんなに変わらないのかなと思います。

一般的にテンモニに使うアンプは最低7万出せとか10万はかけろなんて言われていますが、僕の定価4万(購入価格5千円)のDENONでもめっちゃいい音してると思います。

さすがにミニコンポとか手のひらサイズの簡易アンプとかはよくないでしょうが、10万超えのアンプを買って今より劇的に音がよくなるとはちょっと思えません。

 

通説でもあったような気もしますが、ノイズめっちゃ拾います。

どこから拾ってるのかわかりませんが、しょっちゅうピーとかサーとか、あとパンッという音が出ます。

 

以上テンモニレビューでした。

改めて言いますが、ミュージシャン目指す人は無理してでも買うべきです。

これで音楽聴いてるだけでめちゃくちゃ耳が肥えますから。

 

追記:売りました。

k-yahata.hatenablog.com