八幡謙介ギター・音楽教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

テーマを記号化して弾くようになったら終わりの始まり

テーマを記号化して弾く

ある程度アドリブが出来るようになってくると、必ずテーマを記号化して弾くようになります。

テーマを記号化して弾くとは、テーマからなんのイメージも浮かんでこない、ただ弾いているだけ、テーマがソロにいくための段取りになっているような演奏です。

そうならないために、テーマをよく聴き、その曲がどんな曲か、どんなイメージが湧いてくるか、どんな世界観があるのかをよく味わって、そして自分でもそのイメージや世界観を表現してみるのです。

何らかのイメージを持っていれば、具体的な弾き方もだいたい決まってきます。

<img src=”gibson335.jpg” alt=”Room335”>

ROOM335のイメージは

例えば今レッスンでラリー・カールトンのROOM335という曲を弾いているのですが、僕がテーマから受けたイメージは、

 

  • 午前か午後の早い時間
  • 燦々と照りつける太陽(でもじめじめしてない)
  • 椰子の木
  • ビーチ
  • 陽気な人々

 

です。

まあ、この曲は誰が聴いても同じようなイメージを持つでしょう。

それを表現するためには、カラっと抜けのいいサウンド、小気味のよいスタッカート、伸びやかで大きなロングトーンなどが必要だと分かります。

あとはそれを的確に盛り込んでいけばこの曲が生きてきますし、どんどん自分の音楽に近づいていきます。

 

そうしたイメージが何もなければ、ただ弾いているだけ、ただ記号を処理しているだけになってしまいます。

「上手だけどなんか違うんだよな…」という演奏がそれです。

もちろん、あえてその無機質さを狙うというのも表現のひとつですが、その意思がなければ、まずテーマをしっかり聴き、そこからしっかりイメージを膨らませることから始めましょう。

ROOM335が聴けるアルバム 
Larry Carlton

Larry Carlton

 
夜の彷徨(さまよい)<FUSION 1000>

夜の彷徨(さまよい)

  • アーティスト: ラリー・カールトン
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2014/06/25
  • メディア: CD
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