比較的真剣に習い事をしている人は、今習っている先生と仲良くなりすぎないように気をつけたほうがいいです。
何故かと言うと、先生と仲良くなりすぎることで、今後の自分の変化にブレーキがかかる可能性があるからです。
例えばある先生にしばらく習っているとします。
その先生が一生の恩師となる可能性はおそらく相当低いと思います。
いずれその先生に習うのをやめる日が来るだろうし、その後その先生から習った事と違うことをやる可能性は十分にあります。
さてその時に、先生とべったり仲が良かったとしたらどうでしょう?
教室も辞めにくいだろうし、やめたとしても先生との楽しい思い出が頭をよぎって、なかなか方向転換しづらくなるはずです。
特に日本人は教わるということを「恩義」であると考えるので、教室をやめたり習ったことと違うことを始めるのは「恩知らず」なのではないかと錯覚してしまいます。
そして無意識のうちに自分に歯止めをかけ、変化していく事ができなくなる可能性があるので、習い事の先生とは適切な距離感を保っておくべきだと僕は考えます。
僕自身もいろんな先生に習い、その人たちとべったり仲良くしないことで自分だけの考え方や方法論を編み出すことができました。
だから自分が教える番になってからは、生徒さんとべったり仲良くすることはできるだけ避けています(自然にそうなった場合はもちろん良いのですが、こちらから積極的に距離を縮めるという事はやっていません)。
ほかのレッスンとの掛け持ちの方もいますが、それも全然OKです。
講師の中には、生徒さんとべったり仲良くして離れられないようにする人もいるのでよくよく注意しましょう。