八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

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プレイヤー時代に実際にされたこと


八幡謙介ギター教室in横浜

ギターの演奏を中心に活動していた時にお店やミュージシャンから実際にされたことを書いてみます。

ある程度演奏経験のある人はきっと同じ経験をしているのではないでしょうか? 

これからやっていくぞという人はどこかで同じようなことをされる可能性があるので、じっくりシミュレーションしてみてください。

勝手にメンバーチェンジ

僕が演奏するはずだったライブで、いつの間にか別の人が弾くことになっていて、しかもギリギリまで僕に連絡がなかったということがありました。

直前になってこちらから当日の入り時間等について確認の電話を入れたときに発覚したので、まだダメージは少ない方でしたが。

ちなみにこれはアメリカでの話で、さすがに日本ではミュージシャンからこれをされたことはありません。

ステルスライブキャンセル

今度はアムステルダムでの話。

ライブの仕事をもらい自転車を飛ばして現場に行ったらなんと店自体が閉まっていたことがありました。

バンマスに電話をすると「キャンセルになったよー」と普通に言われました。

海外のローカルの仕事はこんなの日常茶飯事です。

とはいえ、日本人の僕にはいつまで経っても慣れませんでしたねえ。

この件をきっかけに、もう日本に帰ろうと本気で考えたことを覚えています。

哀愁のラストコール

ここから日本の話。

とあるドラマーから急に電話がかかってきて「明日どこそこでライブがあるけどギター弾いてくれない?」と言われました。

ジャズの世界ではファーストコールが最も名誉のあることなのですが、それの間逆であちこち電話をかけまくって誰も見つからなかったから最後に僕にかけてきたようでした。

駆け出しだったので仕方ないとはいえ、思い出すとちょっと悔しいです。

他にも前日に呼ばれた事は何度かありましたが、そのときはギャラをもらえたのでOKです。

Take and Take

そこそこ仕事が増えてきた時、ちょくちょく手伝ってもらっているミュージシャンがいました。

ジャズの世界ではライブごとにメンバーを探します。

そして、自分が一度呼んでもらったら、次自分がリーダーの時に一回はその人を呼ぶという暗黙のルールのようなものがあります。

中でも、ギャラの保証された仕事をもらえたら、何かでお返ししようと思うのが普通です。

しかし、その人に一人一万の仕事とかを何回か頼んだんですが、お返しは一度もありませんでした。

どこの地方の話かは詮索せんといておくれやす。

ちゃぶ台返し

とあるお店でちょっと特殊な音楽をやりたいと思い、マスターに相談してみると「うちは何でもいいですよ」と快諾してくれました。

当日意気揚々とライブを行ったところ、終わってからマスターがすごく不機嫌そうな顔で「そういうのはちょっと」とやんわり(しかし険しい様子で)迫ってきました。

だから事前にちゃんと説明しておいたのに…

結局、フライヤーまで自腹で作ったのに、ライブはその一回でとりやめに。

しかも後日諸用でその店を尋ねると、どうやら客と僕の悪口で盛り上がっていたようでした。

その街で全国ニュースにもなった陰湿極まりないいじめ事件があった事は記憶に新しいです。

戦慄の最後通告

あるラグジュアリーなお店で隔週でライブをやらせてもらっていました。

オーナーがたいそうなジャズ好きで、毎回遅くてもライブの一週間前には必ず僕に「今回はこんな風にやってほしい」と連絡してくるほどでした。

しかしあるとき、ライブにだんだん近づいてきたのにオーナーからは連絡がきません。

心配になってこちらから電話してみると一言「あ、八幡さんもういいです」。

結局僕は訳が分からないままクビになってしまいました。

後から聞いたところ、オーナーは僕よりも有名なミュージシャンとつながり、その人たちを呼べるようになったから無名の僕はお払い箱になったということみたいです。

今日、部長来るから

とある会社の敷地内にレストランがあり、そこで隔週でBGMをさせてもらっていました。

しばらく続けていて、ある演奏の日、当日になってお店から電話がかかってき、すまなそうな声で「すいません今日はちょっと…」と言われました。

理由を聞いてみると「今日、部長が来るので」と意味不明なことを言われました。

なんで部長がいる前で演奏したらダメなんだ???

いまだに謎ですが、やられた分をやり返して縁を切りました。

その店が潰れたと聞いたときは思わずガッツポーズをしたものです。 

 

とまぁ、覚えているのはこれぐらいですが、細かい事は数え切れません。

これでも暴力沙汰は僕が覚えている限り一度もないので、まだミュージシャンとしてはましな方かもしれませんが。

暴力沙汰よりもう一段階怖いこともありましたが、その話はまたいずれ。