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ギター初心者がこれからギターを始めるために 8 ギターの弦について


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ギターの弦

ご存じの通り、ギターには弦が張ってあります。

通常6本です。

楽器屋さんで買ってもネットで買っても100%間違いなく弦が張ってある状態で購入することになるので、最初は何も考えなくてもいいでしょう。

ただ、弦というものは使っていれば錆びたりくたびれてチューニングが合わなくなってきます。

また、弾き方によっては切れることもあります。

使えなくなったら弦を張り替えなくてはいけません。

そのときを見越して、先に弦について学んでおきましょう。

 

 

楽器ごとの弦の違い

ギターの弦は、エレキ用、アコギ用、ガット用で異なります。

エレキ用、アコギ用は鉄製、ガット用はナイロン製です。

心配しなくてもパッケージに何用の弦かだいたい書いてあるので、ちゃんと調べれば間違えることはありません。

どうしても分からなければ店員さんに聞くか検索してみましょう。

弦の太さ

ギターの弦は1弦(一番細い弦)のサイズを基準とします。

最もポピュラーなのはエレキギターなら0.009で、これを「ゼロキュー」と呼びます。

なぜか「ゼロゼロキュー」とは言いません。

アコギなら0.010(イチゼロ)か0.011(イチイチ)が最も細いセットになるでしょう。

 

細い弦の方が押さえやすいですが、やや繊細なタッチが要求されます。

太い弦はちょっと荒っぽい弾き方にも耐えてくれますが、その分押さえ辛いです。

どのサイズを使うかは完全にプレイヤーの好みです。

ちなみに僕はギターによって0.008と0.009を使い分けています。

 

細い弦は切れやすいと言う人もいますが、ちゃんと張って正しく弾けば細くても切れることはまずありません。

弦を切るのは弾き手の問題であり、弦の細さの問題ではありません。

また、弦が細いと音が痩せるというイメージを持っている人もいますが、これもそんなに関係ありません。

 

 

弦の種類

同じエレキ用の弦でもいろんなメーカーからいろんな種類が出ています。

それぞれ音質や錆びにくさなどの特徴があったりします。

また、同じ0.009でも5、6弦だけちょっと太いといったものもあります。

何を選んだらいいかわからないという人は、エレキならこれにしておくと無難です。

ギター弦の超定番で、安いけど普通にプロも使っています(僕もゼロキューの弦はこれです)。

 

アコギならこちらですかね。

1弦が0.010なので、アコギとしては細めの弦になりますが、初心者には押さえやすくていいと思います。

弦は常に2パック持っておくと便利

ギターの弦は消耗品なので、今使っているものがまだ問題なさそうでも2パックは常に持っておいた方が賢明です。

なぜ2パックかというと、ひとつは全弦交換用、もうひとつは個別に切れたり駄目になった弦の交換用です。

仮に1パックしか予備がないとして、1弦だけが切れたときにそこから1弦を抜き取ってしまったら、次全弦交換するときにまた購入しないといけなくなります。

常に2パックあると、部分的な弦交換と全弦交換がいつでもできるので、僕は常に2パック用意しています。

 

余談ですが、弦交換時にぼーっとして弦を短く切りすぎて巻けなくなり、その弦だけ補充しないといけなくなることが結構あります。

そんなときのために1パック余計に持ってると助かります。

弦は自分で交換するもの

ギター初心者を悩ませるのが弦交換です。

最初は難しいと感じるかもしれませんが、弦交換のたびにいちいち楽器屋さんに持っていったりギターが弾ける友達に頼んだりしていては手間と時間がかかるので、自分でできるようになりましょう。

今ならYoutubeで丁寧に教えている動画がいくらでもあるので、早めに探してお気に入りに入れておきましょう。

ポイントは、自分が持っているギターと同じタイプのもので教えている動画を探すことです。

ギターによって弦の張り方がやや違っていることがあるので。

 

 

弦交換の時期、目安は?

弦が切れたら交換するのは当たり前ですが、それ以外で弦を交換する目安はあるのでしょうか?

個人的にはふたつポイントがあります。

 

1、錆びが目立ってきたら

弦が明らかに黒ずんでいたり、弾いているときの感触がざらざらしてきたら換え時です。

 

2、チューニングが合わなくなってきたら

何度やってもチューニングが合わなくなってきたら弦交換の時期です。

 

1、2どちらか、あるいは両方になるまで、ひとそれぞれ違ってきます。

例えば僕の場合手汗をかかない体質なので弦はそんなに錆びません。

目安としては半年に一回程度です。

また、チューニングが合わなくなるまで弦を張ったままにするのは明らかに使い過ぎなので、ここに至る人は少ないかもしれません。

一方で、1週間2週間で弦を交換していては不経済ですし、手間もかかります。

ギターとじっくり付き合いながら、弦交換をする最適な時期を自分なりに見極められるようにしましょう。

錆び防止のために弦はこまめに拭こう

弦を長持ちさせたかったらこまめに拭いておきましょう。

ギター用のクロスも市販されています。

楽器用、ギター用ならなんでもいいでしょう。

普通の布や手ぬぐいとかだと糸くずがついたりするのであんまりおすすめしません。

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