八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

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ジャズに人が集まらない理由 18 田舎民にはシステムが分かり辛い

サウンドハウス

僕は出身が田舎だし、田舎のジャズギタリストとしてしばらくやっていたのでよく分かりますが、田舎の人間はチャージというものをよく理解していません。

音楽といえばチケットを入手し、ホールやライブハウスなどに聞きにいくものと捉えています。

ですから、ふらっとレストランに行って「本日は生演奏が入っていてライブチャージがいくらかかります」と言われると、「???」となってしまうんです。

自分たちは飯食いに来ただけなのに、店の都合で入れた生演奏に対して金をよこせだと? じゃあよそに行くよ、と帰った方も実際おられます(ホントの話です)。

音楽を聴きながらご飯を食べるという文化が浸透していない地域では、ジャズはかなり苦戦を強いられます。

 

田舎の人間はだいたい、飯は飯、音楽は音楽と捉えていますから、ふらっと入ったレストランで生演奏←スペシャルなこと←お金が発生して当然……という思考にはなり辛いのです。

逆に、公民館とかでやると意外と地域の人が来てくれたりします。

きっといつもの場所だから安心できるのでしょう。

ですから、都会のジャズミュージシャンが田舎に遠征する場合は、いつも通りレストランやバーでやるよりも、公民館とか寄り合い所みたいな場所を選んだ方が賢明かもしれません。

 

あと、「投げ銭」も田舎向きではありません。

なぜかというと、田舎の人間は「自分で音楽の値段を決める」ということに慣れていないからです。

だって、普段接する音楽は最初から値段が決まっているものですからね。

遠征の際は、場所にしろシステムにしろ、田舎の人の心情を考慮したライブを行えば、人は集まるのではないかと思います。

僕も、田舎でやって人が集まったライブは、いずれもその土地の人が企画したものでした。

都会のミュージシャンは、自分で企画し遠征するよりも、その土地の人に運営を任せた方がいいのかもしれません。

もちろん、またそこにややこしい問題も出てくるでしょうが。

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