八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

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ジャズに人が集まらない理由 19 ジャズシンガーのジャズジャズしい歌が苦手

サウンドハウス

個人的に、ジャズシンガーさんのジャズジャズしい歌い方が凄く苦手です。

これって自分だけかなと思っていたんですが、SNSなどでちらっと言ったところ、結構共感があったので、もしかしたらそう思っている方も多いのかもしれません。

 

「ジャズシンガーがジャズジャズしいのなら、エラ・フィッツジェラルドも、アニタ・オデイも、サラ・ボーンもビリー・ホリデイもみんなジャズジャズしいじゃないか、それも否定するのか?」と怒られそうですが、今挙げた歌手は全て大好きですし、ジャズジャズしくは聞こえません、ジャズに聞こえます。

なぜでしょうか?

 

例えば、一番ジャズらしいジャズシンガーをビリー・ホリデイとしましょう。

彼女の歌を聴くと、ビリー・ホリデイという人間が歌ってる、という感じがします。

ジャズという形式を借りている感じもしないし、何らかのテクニックを使っている印象もありません。

で、そのビリー・ホリデイが歌った結果がジャズになっているので、ジャズジャズしく聞こえないんだと思います。

エラもアニタもサラも皆同じで、やはり本人が歌った結果がジャズになっている、という感じがします。

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さて、テーマが少し見えてきました。

歴史に残るジャズシンガーは、自分が歌った結果がジャズになっているだけです。

だからジャズジャズしさ(しらじらしさ)を感じさせず、ただただ心に滲みてくるんでしょう。

 

ジャズジャズしい歌を歌う方は、恐らく、ジャズを歌っているからそうなるんだと思います。

ジャズっぽい節回しで、ジャズっぽい英語の発音で、ジャズっぽいタイム感でスタンダードを歌うと、ジャズジャズしい歌のできあがりです。

そういった歌を聴いていると、気持ち悪くて吐き気さえしてきます。

ジャズジャズしい歌にならないためにどうすればいいか?

恐らく、普通に歌うことだと思います。

じゃあ普通に歌ったらビリ-・ホリデイみたいになるのかというと、それは違います。

なぜなら、彼女の普通と現代の一般的な日本人の普通があまりにも違うからです。

ビリー・ホリデイの生涯は以下のリンクからご確認ください(のっけからかなり悲惨なんで注意してくださいね)。

ビリー・ホリデイ - Wikipedia

……まあなんというか、こんな人生だからああいう歌になったんでしょう。

同年代のジャズシンガー、それも黒人女性だったら、だいたい皆似たり寄ったりで、辛酸を舐めつくしているはずです。

じゃあ彼女たちと同じような人生を送ればビリーみたいな、エラみたいな歌が歌えるのかというとそれも疑問です。

ということは、今の自分が普通に歌うことが一番ではないかと。

その分、ビリーのような味は出なくなりますが、ジャズジャズしさは消えてすっとした歌になるような気がします。

それなら僕も聴いてみたいです。

アニタとかビリーみたいな超個性的なのも格好いいですが、普通っぽいのもそれはそれで格好いいと僕は思います。

八幡謙介ギター教室HPを見る

yahatakensuke.com

 

 

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