「1日練習を休めば取り戻すのに3日かかる」といった言説がいまだにまかり通っていますが、これは全くのでたらめです。
と何度も言っているのですが、とあるブログでまた上記の説を見かけたので改めて書いておきます。
脳は、休んでいるとき(ただぼーっとしているときなど)に過去の情報を処理します。
楽器の練習なら、練習していないときに、過去に練習した内容を整理します。
これは脳の「デフォルト・モード・ネットワーク」という機能です。
練習ばかりで休みがないと、脳が練習内容を整理する時間が取れないので、上達に支障が出てしまいます。
一流のプロスポーツ選手ほど、オフを上手に過ごしています。
だからこそ結果が出せたり、一流のパフォーマンスを維持できるのです。
練習したらした分オフを取り、全く違うことをする。
そうしてリフレッシュし、また次回の練習に挑む。
それが正しい練習法です。
音楽の世界でも、超一流プレイヤーはわりと練習嫌いだったり、練習時間が驚くほど少なかったりすることがあります。
彼らは恐らく、オフの重要性を体感的に知っていたのでしょう。
とにかく楽器の練習にオフは不可欠です。
毎日練習せず、週に1、2日は必ず楽器を弾かない、音楽を聴かないという音楽のオフの日を作りましょう。
教室でもオフを大事にしてレッスンを行っています。