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格闘家、プロレスラーの人たち、頼むからマイクを投げつけないでほしい


八幡謙介ギター教室in横浜

プロレスとか格闘技でよくあるマイクパフォーマンス。

それ自体はいいんですが、なぜか終わった後にマイクを床に投げつけるのがセットになっていて、それを見るたびにミュージシャンとして嫌~な気持ちになります。

そのせいか、最近ではマイクパフォーマンスが始まったら消したり飛ばしたりもします(まあそもそも最近はそこまでプロレスや格闘技は見ませんが)。

恐らく僕だけではなく、プロミュージシャンは100%マイクを投げつけるシーンを見て嫌な気持ちになるはずです。

なぜなら、マイクは楽器だからです。

 

一般の方はマイクといえば自分の声を拡声する道具ぐらいにしか思っていないでしょう。

あと、意外とヴォーカリストの方がマイクに無頓着なことが多かったりします(プロでそんな人はいないでしょうが)。

何度でも言いますが、マイクは楽器です。

とても繊細で、一本一本違ったキャラクターを持ち、楽器や歌のサウンドメイキングに欠かせない存在です。

単なる集音のための使い捨ての道具ではありません。

マイクは普段の管理がとても重要で、比較的安いものでもだいたい専用の箱がついており、乾燥剤を入れて大事に保管するようにできています。

カメラのように防湿庫に入れて保管することも珍しくありません。

 

それぐらい繊細な楽器であり、ミュージシャンはマイクをメインの楽器同様大事に大事に扱っているのです。

ちなみにお値段ですが、安いのは数千円、上は4~50万とかザラに存在しますし、ヴィンテージになると100万越えも当たり前です。

ちなみにこちらはスタジオ定番マイクですが、安くても40万円はします。

アマチュアでも借金してこれを買う人も多いです。

もちろんマイクの中にはライブ仕様として頑丈に作られているものもあったり、ある意味消耗品であることは間違いないですが、だからといって床に投げつけるという行為はミュージシャンからすると絶対にあり得ません。

だから、たとえイベント用の安い消耗品のマイクだったとしても、マイクを床に投げつけている様を見ると、自分の楽器が壊されているようななんとも言えない嫌~な気持ちになってしまいます。

あと、マイクが床にぶつかって「ゴッ」と鳴る音。

あれも本当に気分が悪くなります。

そんな音を拾うためにマイクは存在するのではありません。

 

プロレスや格闘技の人にも、グローブやシューズなど、消耗品だけど大切に扱う道具は存在しますよね?

それがぞんざいに扱われている様子を見ると嫌な気持ちになるはずです。

それと同じで、マイクを床に投げつけられている様子は、確実にミュージシャンを嫌な気持ちにさせますし、ひいては格闘技やプロレスを観たくなくなります。

だからぜひやめてほしいです。

 

ちなみに、この話をミュージシャンとしたことは一度もないのですが、ミュージシャンの皆さん、どう思いますか?

全然気にしない人もいるのかな?……